グレースニーカーは、合わせるアイテムや履きこなし方を少し工夫するだけで、決してダサくはなりません。
むしろ、どんな色にも馴染む万能カラーで、コーディネートに程よい抜け感を出してくれる優秀なアイテムです。
この記事では、グレースニーカーが野暮ったく見えてしまう具体的な原因を明らかにします。
その上で、メンズ・レディース別に、明日からすぐに真似できるおしゃれなコーディネート術をたっぷりと紹介していきます。
あなたにぴったりの着こなし方を見つけて、足元からのおしゃれを楽しみましょう。
グレースニーカーがダサいと言われるのはなぜ

おじさんっぽく見えてしまうコーデの特徴
グレースニーカーがおじさんっぽく見えてしまうのは、コーデ全体のサイズ感やアイテム選びに原因があることが多いです。
特に、中途半端にゆったりとした服装と合わせると、一気に野暮ったい印象になってしまいます。
具体的には、以下のような特徴を持つコーディネートが挙げられます。
全体的にダボっとしたシルエット
ひと昔前に流行したような、体のラインを拾わない大きめのシャツやパンツ。
これにグレースニーカーを合わせると、全体が膨張して見え、垢抜けない雰囲気が出やすいです。
特に、着古してよれてしまったような服は、さらに老けた印象を強めてしまいます。
色褪せたカジュアルアイテムとの組み合わせ
例えば、色褪せたチェックシャツや、デザイン性の低いポロシャツなどが典型例です。
これらのアイテムは、それ自体が少し古風な印象を与えるため、落ち着いた色のグレースニーカーと合わせることで、休日のお父さんようなスタイルに見えてしまうことがあります。
楽だからという理由で選んだ組み合わせが、結果的におじさんっぽさを加速させているのです。
機能性重視すぎるアイテム選び
アウトドアブランドのジャケットやパンツなど、機能性を重視したアイテムはとても便利です。
しかし、街着として取り入れる際に、あまりにもスポーティーすぎると普段着から浮いてしまうことも。
特に、光沢のあるシャカシャカした素材のパンツとグレースニーカーの組み合わせは、ウォーキングや軽い運動をする人のように見えがちで、おしゃれとは少し違う方向性になってしまいます。
コーデ全体がぼやけて見える色の組み合わせ
グレースニーカーを履いたときにコーデ全体がぼやけて見えるのは、合わせる服の色が原因です。
グレーという中間色と、それに近い色ばかりでまとめてしまうと、メリハリがなくなり、眠たい印象を与えてしまいます。
具体的に、どのような色の組み合わせがぼやけて見えやすいのか見ていきましょう。
グレーのワントーンコーデ
全身をグレーで統一するスタイルは、上級者向けのおしゃれな着こなしに見えます。
しかし、色の濃淡や素材感で差をつけないと、のっぺりとした印象になりがちです。
例えば、ライトグレーのスウェットの上下に、同じくらいの明るさのグレースニーカーを合わせる、といった具合です。
これでは、部屋着のまま外に出てきたような、締まりのないコーディネートに見えてしまう可能性が高いでしょう。
ベージュやカーキなどの中間色との組み合わせ
グレースニーカーと、ベージュのチノパンやカーキのカーゴパンツなどを合わせるスタイル。
これらもアースカラー同士で相性は悪くないのですが、どちらも主張が強くない色のため、全体がぼんやりして見えてしまうことがあります。
特に、淡いトーンのグレーと淡いベージュを合わせると、春先などは季節感があるものの、一歩間違えるとパッとしない印象に。
アクセントになる色をどこかに取り入れないと、せっかくのコーディネートが活きてきません。
明るすぎるパステルカラーとの組み合わせ
意外かもしれませんが、淡いピンクや水色などのパステルカラーとの組み合わせも注意が必要です。
白スニーカーであれば爽やかにまとまるところを、グレースニーカーにすると、グレーの持つ落ち着いた雰囲気がパステルカラーの甘さを中途半端に打ち消してしまいます。
その結果、どちらの良さも半減し、全体的にどこかまとまりのない、ぼやけた印象のコーディネートになってしまうのです。
作業着や体操服に見えてしまう原因とは
グレースニーカーが作業着や体操服のように見えてしまうのは、スニーカーのデザインと合わせる服の素材感が大きく関係しています。
特定のデザインや素材を選ぶと、意図せずとも野暮ったい「運動着感」が出てしまうので注意が必要です。
なぜそのように見えてしまうのか、具体的な原因を解説します。
のっぺりとしたデザインのスニーカー
まず、スニーカー自体のデザインに注目してみましょう。
レザーやスウェードなどの異素材ミックスではなく、メッシュや布地だけで作られた、凹凸の少ないシンプルなデザインのスニーカー。
特に、ブランドロゴも目立たないようなタイプは、学校指定の運動靴のような印象を与えやすいです。
機能性だけを追求したように見えるデザインは、どうしてもおしゃれ履きというより実用的な靴に見えてしまいます。
スウェット素材のパンツとの組み合わせ
最も体操服に見えやすい組み合わせが、グレーのスウェットパンツとグレースニーカーのコーディネートです。
特に、上下セットアップのスウェットに合わせると、完全に部屋着か運動着のスタイルになってしまいます。
最近はおしゃれなデザインのスウェットパンツも多いですが、素材感が同じだとどうしてもリラックス感が強く出すぎます。
外出着として成立させるには、他のアイテムでうまくバランスを取る工夫が必要になるでしょう。
機能性を感じさせる服装
シャカシャカしたナイロン素材のウィンドブレーカーや、速乾性をうたったTシャツなど。
これらの機能的なスポーツウェアとグレースニーカーを合わせると、本格的に運動をする人のような見た目になります。
もちろん、ランニングやジムに行くときなら問題ありません。
しかし、街着としておしゃれに見せたい場合は、スポーティーなアイテムは1点に絞るなど、意識的に「運動着感」を減らすことが大切です。
汚れや黄ばみが与える印象と手入れの方法
グレースニーカーがダサく見えてしまう意外な落とし穴が、汚れや黄ばみです。
白スニーカーほど汚れが目立たないと思われがちですが、実はグレーは薄汚れた印象を与えやすい色でもあります。
清潔感がない靴は、どんなにおしゃれなコーディネートも台無しにしてしまうので、適切なお手入れが欠かせません。
汚れが与える印象
グレースニーカーについた黒ずみや泥汚れは、だらしない印象や貧乏くさいイメージに直結します。
特に、つま先や側面についた擦れ汚れは目立ちやすく、靴全体が古びて見える原因です。
また、ソール部分が黄ばんでしまうと、一気に清潔感が失われます。
「手入れを怠っている人」という印象を与えかねないため、こまめなケアが大切です。
基本的なお手入れ方法
汚れてしまったグレースニーカーをきれいにするための、基本的な手順を紹介します。
- 靴ひもを外し、ブラシで表面のホコリや乾いた泥を落とす。
- スニーカー用のシャンプーや中性洗剤を水で薄め、布や柔らかいブラシにつけて優しく洗う。
- 汚れが落ちたら、固く絞った布で洗剤をしっかりと拭き取る。
- 風通しの良い日陰で、形を整えてから完全に乾かす。
この手順で、多くの表面的な汚れはきれいにすることができます。
黄ばみを落とすための特別なケア
ソール部分の頑固な黄ばみには、メラミンスポンジが効果的です。
水を含ませたメラミンスポンジで優しくこすると、表面の黄ばみを削り落とすことができます。
また、布地部分の黄ばみには、酸素系漂白剤を使った「つけ置き洗い」が有効な場合があります。
ただし、素材によっては色落ちする可能性もあるため、目立たない部分で試してから行うようにしてください。
定期的にお手入れをして、いつでもきれいな状態を保つことが、グレースニーカーをおしゃれに履きこなすための第一歩です。
合わせるパンツ選びで失敗するパターン
グレースニーカーのコーディネートがうまくいかない原因の多くは、合わせるパンツ選びのミスにあります。
パンツのシルエットや色、素材感がスニーカーと合っていないと、途端に足元だけが浮いて見えたり、スタイルが悪く見えたりしてしまいます。
ここでは、特にやりがちな失敗パターンを3つ紹介します。
中途半端な丈のパンツ
くるぶしが見えるか見えないか、といった中途半端な丈のパンツは注意が必要です。
特に、裾が広がっているデザインのクロップドパンツなどは、足元が詰まって見え、脚が短く見えてしまうことがあります。
また、半端丈のパンツに中途半端な丈の靴下を合わせると、さらにバランスが悪くなります。
グレースニーカーを履く際は、思い切って足首を見せるか、逆にフルレングスのパンツで裾を少したるませるくらいがバランスを取りやすいです。
スニーカーと同系色の淡い色のパンツ
ライトグレーのスニーカーに、薄いベージュやアイボリーのパンツを合わせる組み合わせ。
先ほども少し触れましたが、こうした淡い色同士の組み合わせは、全体がぼやけてしまいがちです。
足元に締め色がなくなるため、膨張して見えやすく、メリハリのない印象を与えてしまいます。
もし淡い色のパンツを合わせたい場合は、スニーカーをチャコールグレーのような濃い色にするか、トップスや小物に濃い色を取り入れて全体を引き締める工夫が必要です。
太すぎるワイドパンツやカーゴパンツ
ボリュームのあるワイドパンツや、ポケットがたくさんついたカーゴパンツも、合わせ方によっては失敗しやすいアイテムです。
特に、柔らかい素材で落ち感のないワイドパンツを選ぶと、下半身全体が大きく見えてしまいます。
グレースニーカー自体にボリュームがあるモデルも多いため、パンツと靴の両方が大きいと、バランスが取りにくく野暮ったい印象になりがちです。
ワイドパンツを合わせるなら、センタープレスが入ったきれいめなデザインを選んだり、足首が少し見えるくらいの丈にしたりすると、すっきりとまとまります。
グレースニーカーがダサいと言われるのはなぜ

- まずコレ!グレースニーカーに合うパンツの色は何色?
- おしゃれに見せるための鉄板コーデ術
- 【メンズ】真似したいきれいめコーディネート例
- 【レディース】大人女子のおしゃれな合わせ方
- 40代・50代が失敗しないための選び方のコツ
- きれいめスタイルに合わせる簡単な方法
- ニューバランスの定番モデルとコーデのポイント
- ナイキを使ったスポーティーな着こなし
- アディダスでつくる抜け感のあるコーデ例
- モノトーンコーデに合わせるメリット
まずコレ!グレースニーカーに合うパンツの色は何色?
グレースニーカーに合わせるパンツの色で迷ったら、まず「黒」を選ぶのが一番簡単でおすすめです。
黒いパンツはどんな色とも相性が良く、中間色であるグレーのスニーカーを合わせることで、足元が引き締まり、コーディネート全体にメリハリが生まれます。
具体的にどんな色のパンツが合うのか、おすすめ順に見ていきましょう。
間違いないのは「黒」
スキニー、ワイド、スラックスなど、どんなシルエットの黒いパンツでもグレースニーカーとの相性は抜群です。
黒が足元をすっきりと見せてくれるので、スタイルアップ効果も期待できます。
きれいめにもカジュアルにも振れる、まさに万能の組み合わせと言えるでしょう。
爽やかに見せるなら「白」
白パンツとグレースニーカーの組み合わせは、清潔感があり、爽やかな印象を与えます。
特に春夏シーズンにはぴったりのコーディネートです。
ただし、膨張色である白パンツを履く際は、トップスをコンパクトにしたり、濃い色を選んだりしてバランスを取ると、よりスタイル良く見せることができます。
定番の「デニム(インディゴ)」
カジュアルスタイルの王道であるデニムも、もちろんグレースニーカーと好相性です。
濃いインディゴブルーのデニムなら、黒パンツと同じようにコーディネートを引き締めてくれます。
一方で、色落ちしたライトブルーのデニムと合わせると、よりリラックスしたこなれ感が演出できます。
上品にまとまる「ネイビー」
黒に近い感覚で使え、なおかつ黒よりも少し柔らかい印象になるのがネイビーです。
ネイビーのスラックスやチノパンにグレースニーカーを合わせれば、知的で上品な大人のカジュアルスタイルが完成します。
オフィスカジュアルなど、少しきちんと感が欲しい場面でも活躍してくれる組み合わせです。
おしゃれに見せるための鉄板コーデ術
グレースニーカーをおしゃれに見せるには、いくつかの簡単なコツがあります。
大切なのは、「部屋着っぽさ」や「運動着っぽさ」を感じさせない、きれいめな要素をどこかに取り入れることです。
これを意識するだけで、いつものコーディネートがぐっと垢抜けた印象に変わります。
きれいめアイテムを1点プラスする
一番手軽で効果的なのが、コーディネートの中にきれいめなアイテムを1つ加える方法です。
例えば、トップスをTシャツから襟付きのシャツやブラウスに変えるだけでも、印象は大きく変わります。
他にも、ジャケットを羽織ったり、スラックスやセンタープレス入りのパンツを合わせたりするのもおすすめです。
スニーカーのカジュアルさと、きれいめアイテムのきちんと感が中和され、バランスの取れたおしゃれなスタイルが完成します。
シルエットにメリハリをつける
ダボっとした服装は、おじさんっぽさや野暮ったさの原因になります。
トップスかボトムスのどちらかを、すっきりとしたシルエットのものにしてみましょう。
例えば、ゆったりとしたトップスを着るならパンツは細身のスキニーにする、ワイドパンツを履くならトップスはジャストサイズのものを選ぶ、といった具合です。
アルファベットの「I」や「Y」の形を意識すると、スタイルが良く見え、洗練された印象になります。
小物でアクセントを加える
コーディネート全体がぼんやりしてしまうのを防ぐために、小物で色やアクセントを足すのも有効なテクニックです。
例えば、黒やブラウンのレザーバッグやベルトを取り入れると、全体がぐっと引き締まります。
また、鮮やかな色の靴下をちらりと見せたり、帽子やアクセサリーをプラスしたりするのも良いでしょう。
こうした小さな工夫が、コーディネートに奥行きと個性を与えてくれます。
【メンズ】真似したいきれいめコーディネート例
メンズファッションにおいて、グレースニーカーはきれいめスタイルの「外し」として非常に優秀なアイテムです。
カジュアルなスニーカーを合わせることで、かっちりしすぎない、こなれた大人の余裕を演出できます。
ここでは、すぐに真似できる具体的なコーディネート例を3つ紹介します。
セットアップスタイルの足元に
ネイビーやグレーのセットアップに、あえて革靴ではなくグレースニーカーを合わせるスタイル。
ジャケットとスラックスが持つフォーマルな印象を、スニーカーが程よくカジュアルダウンしてくれます。
インナーはシンプルな白Tシャツや無地のニットを選ぶと、より洗練された印象に。
通勤にも休日のきれいめスタイルにも使える、汎用性の高いコーディネートです。
白シャツと黒スキニーの王道コーデ
清潔感のある白シャツに、細身の黒いスキニーパンツを合わせるシンプルなコーディネート。
この王道スタイルにグレースニーカーをプラスすると、モノトーンの中に柔らかさが加わり、おしゃれな雰囲気が増します。
白と黒のコントラストがはっきりしているため、中間色のグレーが良いつなぎ役になってくれるのです。
シンプルながらも、計算されたバランスの良さが光る着こなしです。
ニットとスラックスで上品に
秋や冬には、上品なクルーネックニットに、センタープレス入りのスラックスを合わせるのがおすすめです。
例えば、ベージュのニットにチャコールグレーのスラックス、そして足元にライトグレーのスニーカーといった組み合わせ。
全体を落ち着いたトーンでまとめることで、大人っぽく、知的な印象を与えます。
ニットの柔らかな素材感と、スニーカーのカジュアルさがマッチし、親しみやすいきれいめスタイルの完成です。
【レディース】大人女子のおしゃれな合わせ方
レディースファッションでは、グレースニーカーは甘さの調整役や、コーデに抜け感を与えるアイテムとして大活躍します。
パンプスやサンダルとは一味違う、リラックスしたおしゃれを楽しむことができます。
大人の女性にこそ試してほしい、グレースニーカーのコーディネート術を紹介します。
きれい色のロングスカートと合わせる
華やかなピンクやブルー、グリーンのロングスカートの足元に、あえてグレースニーカーを。
スニーカーがスカートの甘さをほどよく抑え、頑張りすぎていない、こなれたカジュアルスタイルに見せてくれます。
特に、プリーツスカートやフレアスカートのような、女性らしいシルエットのボトムスとの相性は抜群です。
トップスはシンプルなTシャツやブラウスで、スカートを主役にするのがポイントです。
ワンピースの外しアイテムとして
一枚でコーディネートが完成するワンピースは、つい足元もきれいめにまとめがち。
そこにグレースニーカーを合わせることで、一気に親しみやすい雰囲気に変わります。
シンプルなシャツワンピースや、上品なニットワンピースなど、どんなデザインともマッチします。
旅行やたくさん歩くお出かけの日でも、おしゃれと楽ちんを両立できる便利な組み合わせです。
ジャケットコーデをカジュアルダウン
オフィスにも着ていけるような、ジャケットを使ったきれいめパンツスタイル。
この足元をパンプスからグレースニーカーに変えるだけで、一気に今っぽいオフィスカジュアルが完成します。
ジャケットのかっちりとした印象を、スニーカーが柔らかく中和してくれます。
インナーをロゴTシャツなどにすれば、休日のショッピングにもぴったりの、きれいめカジュアルコーデになります。
40代・50代が失敗しないための選び方のコツ
40代・50代の大人がグレースニーカーを選ぶ際は、「上品さ」と「清潔感」が何よりも重要です。
若い世代と同じ感覚で選んでしまうと、カジュアルになりすぎてだらしなく見えたり、安っぽく見えたりする可能性があります。
大人の魅力を引き立てる、失敗しない選び方のコツを解説します。
レザーやスウェード素材を選ぶ
まず注目したいのが、スニーカーの素材です。
キャンバス地やメッシュ素材だけのものよりも、レザー(天然皮革・人工皮革)やスウェードが部分的にでも使われているモデルを選びましょう。
こうした素材は、それだけで高級感やきちんと感を演出してくれます。
異素材が組み合わさっているデザインは、見た目にも奥行きが出て、安っぽく見えるのを防いでくれます。
細身でシンプルなデザインを
ボリュームのあるごつめのスニーカーや、派手なデザインは避けるのが無難です。
シルエットは、なるべく細身でシャープなものを選ぶと、足元がすっきりと見え、どんな服装にも合わせやすくなります。
ブランドのロゴなども、あまり大きく主張していない、控えめなデザインの方が上品な印象です。
シンプルなデザインは流行に左右されにくく、長く愛用できるというメリットもあります。
濃いめのチャコールグレーがおすすめ
グレーの色味も大切なポイントです。
明るいライトグレーも爽やかですが、大人の女性には落ち着いた印象の「チャコールグレー」が特におすすめです。
チャコールグレーは黒に近い感覚で使え、コーディネート全体をぐっと引き締めてくれます。
また、汚れが目立ちにくいという実用的なメリットも。
上品さと使いやすさを両立できる、大人にぴったりのカラーです。
きれいめスタイルに合わせる簡単な方法
グレースニーカーをきれいめスタイルに合わせるのは、実はとても簡単です。
ポイントは、コーディネートのどこかに「きちんと感」のあるアイテムを取り入れること。
スニーカーのカジュアルさが、きれいめスタイルの持つ硬さを和らげ、程よい抜け感を演出してくれます。
ここでは、誰でもすぐに試せる簡単な方法を3つ紹介します。
スラックスやテーパードパンツと合わせる
最も簡単なのが、普段履いているパンツをスラックスやテーパードパンツに変えることです。
これらのパンツは、センタープレスが入っていたり、裾に向かって細くなるシルエットだったりするため、それだけで脚をきれいに見せ、きちんと感を出すことができます。
この足元にグレースニーカーを合わせるだけで、上品さとカジュアルさが両立した、洗練された大人のコーディネートが完成します。
ジャケットを羽織る
いつものTシャツとデニムの組み合わせでも、上に一枚ジャケットを羽織るだけで、一気にきれいめな印象に変わります。
ブレザーやテーラードジャケットなど、少しフォーマルなデザインのものが特におすすめです。
インナーとパンツがカジュアルでも、ジャケットが全体を引き締めてくれるため、グレースニーカーを合わせてもだらしなく見えません。
こなれ感のある、スマートな着こなしが手軽に実現できます。
シャツやブラウスをトップスに選ぶ
トップスを襟付きのシャツや、とろみ素材のブラウスにするだけでも効果的です。
Tシャツやスウェットよりも、ぐっと大人っぽく、上品な雰囲気になります。
顔周りが華やかになることで、視線が上に集まり、スタイルアップ効果も期待できます。
ボトムスはシンプルなパンツやスカートで、トップスを主役にしたコーディネートを組むと、グレースニーカーが自然に馴染みます。
ニューバランスの定番モデルとコーデのポイント
グレースニーカーといえば、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが「ニューバランス」ではないでしょうか。
その履き心地の良さと、どんなスタイルにも馴染む普遍的なデザインで、長年にわたり愛され続けています。
ここでは、代表的な定番モデルと、それらをおしゃれに履きこなすコーディネートのポイントを紹介します。
定番モデルとその特徴
まずは、ニューバランスの顔とも言える定番モデルを知っておきましょう。
- 996:細身でスタイリッシュなシルエットが特徴。きれいめスタイルとの相性が抜群で、女性にも人気のモデルです。
- 574:丸みのあるデザインで、よりカジュアルな印象。クッション性が高く、手頃な価格帯も魅力です。
- 990シリーズ:ブランドの技術が詰まったフラッグシップモデル。高級感があり、履き心地は格別です。
- 2002R:近年のトレンドを牽引するハイテクモデル。ボリューム感があり、コーディネートの主役になります。
きれいめコーデの外しとして使う
ニューバランスのグレースニーカーは、上品なデザインのものが多いので、きれいめスタイルの「外し」として使うのが最も簡単でおしゃれです。
例えば、スラックスやロングスカートに、996のような細身のモデルを合わせると、大人っぽく洗練された印象になります。
あえて上品な服装に合わせることで、スニーカーが持つカジュアルさが際立ち、こなれ感が生まれるのです。
パンツの裾をすっきり見せる
ニューバランスのスニーカーは、特徴的な「N」のロゴがデザインのポイントです。
このロゴをしっかり見せるように、パンツの裾はすっきりとさせるのがおすすめです。
ロールアップして足首を見せたり、アンクル丈のパンツを選んだりすると、バランス良くまとまります。
フルレングスのパンツを履く場合も、裾が靴に過度にかぶらない、ジャストな丈感のものを選ぶと良いでしょう。
ナイキを使ったスポーティーな着こなし
ナイキのグレースニーカーは、スタイリッシュで都会的なデザインが多く、コーディネートにスポーティーな要素を手軽に加えたいときに最適です。
単なる運動着に見せないためには、「スポーツ」と「ファッション」のバランスを意識することが重要になります。
ここでは、ナイキのグレースニーカーを街着としておしゃれに着こなすためのポイントを解説します。
モノトーンで都会的にまとめる
ナイキの持つシャープなイメージを活かすなら、コーディネートを黒、白、グレーのモノトーンでまとめるのがおすすめです。
例えば、黒いジョガーパンツに白Tシャツ、そしてグレーのナイキスニーカーを合わせる、といった具合です。
色数を絞ることで、子供っぽくなるのを防ぎ、洗練された都会的なスポーツミックススタイルが完成します。
定番モデル「エア マックス」を主役に
ナイキの象徴とも言える「エア マックス」シリーズは、デザイン性が高く、コーディネートの主役になる一足です。
特に「エア マックス 90」や「エア マックス 95」のグレーモデルは人気があります。
スニーカー自体にボリュームと存在感があるので、服装はなるべくシンプルにまとめるのが正解です。
細身のパンツや、シンプルな無地の服装に合わせると、スニーカーのデザインが引き立ちます。
女性はあえてフェミニンなアイテムと
女性の場合、あえてフェミニンなアイテムと組み合わせるのもおしゃれなテクニックです。
例えば、きれいなシルエットのロングワンピースや、揺れ感が美しいプリーツスカートの足元に、ナイキのグレースニーカーを合わせてみましょう。
女性らしいアイテムと、スポーティーなスニーカーという正反対の組み合わせが、お互いを引き立て合い、甘すぎないクールなスタイルを作り出してくれます。
アディダスでつくる抜け感のあるコーデ例
アディダスのグレースニーカーは、クラシックで普遍的なデザインが魅力です。
どこかレトロで親しみやすい雰囲気があり、コーディネートに程よい「抜け感」をプラスしてくれます。
ここでは、アディダスの定番モデルを使い、リラックス感のあるおしゃれなコーディネートを作る方法を紹介します。
定番モデル「スタンスミス」と「ガゼル」
アディダスのグレースニーカーといえば、この2つのモデルが代表的です。
- スタンスミス:元々はテニスシューズで、シンプルでクリーンなデザインが特徴。どんな服装にも合わせやすい万能選手です。
- ガゼル(GAZELLE):スウェード素材が使われることが多く、細身でクラシックなシルエットが魅力。上品な印象を与えます。
これらのモデルは、主張が強すぎず、さりげなくコーディネートに馴染んでくれます。
デニムやチノパンで王道アメカジスタイル
アディダスのクラシックな雰囲気は、デニムやチノパンを使ったアメリカンカジュアル(アメカジ)スタイルと相性抜群です。
洗いざらしのジーンズに白Tシャツ、そしてグレーの「ガゼル」を合わせるだけで、気取らないのにおしゃれな休日のコーディネートが完成します。
チェックシャツやパーカーなどを羽織っても良いでしょう。
どこか懐かしさを感じさせる、安心感のある組み合わせです。
きれいめパンツでフレンチシックに
細身のシルエットが特徴の「ガゼル」などは、フレンチシックなきれいめスタイルにもよく合います。
例えば、くるぶし丈の黒いアンクルパンツに、ボーダーのカットソー、そして足元にグレーのアディダススニーカーを。
シンプルで上品ながらも、スニーカーが適度なリラックス感を加えてくれます。
頑張りすぎていない、パリジェンヌのような自然体のおしゃれが楽しめます。
モノトーンコーデに合わせるメリット
黒、白、そしてその中間色であるグレーだけで作るモノトーンコーディネート。
このスタイルにグレースニーカーを取り入れることには、たくさんのメリットがあります。
単に白や黒のスニーカーを合わせるのとは一味違う、洗練された印象を簡単に作ることができるのです。
コーディネートに奥行きが生まれる
全身を白と黒だけでまとめると、コントラストが強すぎて、時によっては少し単調に見えてしまうことがあります。
ここに中間色であるグレーのスニーカーを加えることで、白と黒の間に自然なグラデーションが生まれます。
この「間」の色があることで、コーディネート全体に色の奥行きと深みが増し、より立体的でこなれた印象になるのです。
白スニーカーより落ち着き、黒スニーカーより軽い
モノトーンコーデの足元を考えたとき、白スニーカーだと少し軽やかすぎたり、汚れが気になったりすることがあります。
一方で、黒スニーカーだと全体が重たい印象になりすぎることも。
グレースニーカーは、その両方の良いところを取った存在です。
白スニーカーほど浮かれすぎず、黒スニーカーほど重すぎない。
この絶妙なバランス感が、モノトーンコーデを上品に、そして軽やかにまとめてくれます。
どんな色味のグレーでも合わせやすい
一口にモノトーンと言っても、真っ白や真っ黒だけでなく、オフホワイトやチャコールグレーなど、様々な色味があります。
グレースニーカーは、こうしたどんな色味のモノトーンアイテムとも自然に馴染んでくれます。
例えば、チャコールグレーのパンツにライトグレーのスニーカーを合わせる、といったグレーの濃淡で遊ぶコーディネートも簡単です。
色合わせに悩むことなく、まとまりのあるおしゃれなスタイルが完成します。
グレースニーカーがダサいまとめ
ニューバランスやナイキ、アディダスなど人気ブランドの特徴を知り、自分のスタイルに合った一足を見つけましょう。
グレースニーカーがダサいと言われるのは、コーデ全体がぼやけたり、おじさんっぽく見えたりするのが主な原因です。
おしゃれに見せる鉄板コーデ術は、ジャケットやシャツなど「きれいめアイテム」を1点プラスするだけです。
合わせるパンツの色で迷ったら、まず間違いのない「黒」や、上品な「ネイビー」を選びましょう。
【メンズ】セットアップやスラックスと合わせ、きれいめスタイルの「外し」として使うのがおすすめです。
【レディース】ロングスカートやワンピースに合わせると、甘さを抑えた大人カジュアルな着こなしが完成します。
40代・50代の方は、レザーやスウェード素材を使った、シンプルで上品なデザインを選ぶと失敗しません。
