カーゴパンツは、選び方と着こなしのコツさえ押さえれば、決してダサいアイテムではありません。
ダサいと言われるのは、太すぎるシルエットや、作業着のようなカジュアルすぎるコーディネートが原因です。
この記事では、野暮ったく見せない大人のためのカーゴパンツの選び方から、きれいめに着こなすコーディネート術まで具体的に紹介します。
GUやユニクロで買える高コスパなアイテムも解説するので、明日からのファッションの参考にしてください。
もう「ダサい」なんて言わせない、あなたに似合うおしゃれな着こなしをマスターしましょう。
カーゴパンツがダサいと言われるのはなぜ?理由と特徴を解説

やってはいけないNGコーデの具体例
カーゴパンツがダサく見えてしまうコーデには、いくつかの共通するパターンがあります。
特に避けるべきなのは、カジュアルすぎるアイテムだけで全身を固めてしまうことです。
ワーク感やミリタリーテイストが強いカーゴパンツは、一歩間違えると作業着のように見えたり、子供っぽい印象を与えたりする可能性があります。
具体的には、以下のような組み合わせには注意が必要です。
全身をルーズなシルエットでまとめる
カーゴパンツ自体にボリュームがあるため、トップスまでゆったりしたTシャツやパーカーを合わせると、全体的に着ぶくれして見えてしまいます。
特に低身長の方は、重心が下がってスタイルが悪く見える原因になるため、避けた方が無難でしょう。
メリハリのないシルエットは、部屋着のようなだらしない印象を与えかねません。
子供っぽい小物や柄物と合わせる
キャラクターもののTシャツや、派手なチェックシャツなどを合わせるのもNG例の一つです。
カーゴパンツのカジュアルさと相まって、どうしても子供っぽいコーディネートになってしまいます。
大人がカーゴパンツを着こなすなら、どこかに「きれいめ」や「シンプル」な要素を取り入れるのが鉄則です。
足元も、ごつすぎるスニーカーよりは、シンプルなローファーやパンプスの方がバランスが取りやすいですよ。
全身をミリタリーテイストで統一する
カーキのカーゴパンツに、迷彩柄のジャケットやミリタリーシャツを合わせると、本格的すぎてしまい普段着としては浮いてしまいます。
コスプレのような印象を与えてしまう可能性が高いため、ミリタリーアイテムはコーディネートの中に1点だけ取り入れるのがおすすめです。
カーゴパンツを主役にして、他のアイテムはシンプルに徹すると、洗練された着こなしになります。
太いシルエットが野暮ったく見える理由
カーゴパンツの太いシルエットが野暮ったく見えてしまうのは、重心が下がり、全体のバランスが崩れてしまうことが主な原因です。
特に、裾がダボついていると足元に重たい印象が集中し、スタイルが悪く見えがちになります。
もともと作業着や軍服として使われていただけに、機能性を重視したデザインは、ファッションとして着こなす際に少し工夫が必要です。
野暮ったさを回避するためには、シルエットの特性を理解し、バランスを意識することが大切です。
メリハリがなく「着られている感」が出る
太いパンツは、体のラインを拾わない分、着こなしによっては服に「着られている」ような印象を与えます。
特に小柄な方や華奢な体型の方が、ボリュームのあるカーゴパンツを履くと、服の大きさが悪目立ちしてしまうことがあります。
この「着られている感」が、どこかあか抜けない、野暮ったい雰囲気につながってしまうのです。
トップスをコンパクトにしたり、ウエストマークをしたりして、Xラインを意識するだけで、この問題はかなり解消されます。
作業着っぽさが強調されてしまう
カーゴパンツのルーツは、あくまでワークウェアです。
そのため、太くて動きやすいシルエットは、そのまま着るとどうしても「作業着感」が出てしまいます。
特に、色褪せたカーキやベージュといった定番カラーで、生地に厚みのあるものを選ぶと、よりその印象が強くなります。
この作業着感を払拭するには、素材選びや合わせるアイテムで「きれいめ」な要素をプラスすることが重要です。
たとえば、光沢のある素材のカーゴパンツを選んだり、足元にヒールを合わせたりするだけで、ぐっと都会的な印象に変わります。
カーゴパンツが似合わない人の骨格タイプ
カーゴパンツが似合わないと感じる場合、その原因は骨格タイプにあるかもしれません。
特に、骨格ウェーブタイプの方は、カーゴパンツの持つボリューム感や硬い素材が苦手な傾向にあります。
骨格タイプとは、生まれ持った体のラインや質感の特徴のことです。
自分の骨格タイプを知ることで、似合う服の素材や形がわかり、スタイルアップにつなげることができます。
骨格ウェーブタイプが苦手な理由
骨格ウェーブタイプの方は、体が薄く、柔らかな曲線を描くような体つきが特徴です。
下半身に重心があり、肌質も柔らかいため、ハリのある硬い素材や、太すぎるシルエットの服を着ると、着ぶくれして見えやすいのです。
カーゴパンツの多くは、厚手でハリのあるコットン素材で作られており、シルエットもワイドなものが主流です。
そのため、ウェーブタイプの方が履くと、体の華奢な部分が隠れてしまい、下半身のボリュームがより強調されて、あか抜けない印象になってしまうことがあります。
骨格タイプ別のおすすめカーゴパンツ
もちろん、骨格ウェーブタイプだからといって、カーゴパンツが全く似合わないわけではありません。
選び方次第で、どの骨格タイプの方もおしゃれに着こなすことが可能です。
- 骨格ストレート:厚手でハリのある素材が得意。センタープレス入りのような、きれいめなシルエットのストレートタイプがおすすめです。
- 骨格ウェーブ:とろみのある柔らかい素材や、薄手の生地を選びましょう。足首が見えるテーパードシルエットや、ハイウエストのデザインが似合います。
- 骨格ナチュラル:フレームがしっかりしているので、ワイドやオーバーサイズのカーゴパンツが最も得意です。洗いざらしのような、ラフな素材感も似合います。
自分の骨格に合った素材やシルエットを意識して選ぶだけで、カーゴパンツは一気におしゃれアイテムに変わります。
今の流行はいつまで続く?
カーゴパンツの流行は、しばらく続くと考えられています。
その理由は、単なる一時的なトレンドではなく、ファッション全体の大きな流れに沿ったアイテムだからです。
Y2Kファッション(2000年代リバイバル)の人気が続いていることや、リラックス感のあるカジュアルスタイルが定番化していることが、カーゴパンツの人気を支えています。
一時期の爆発的なブームは落ち着きつつありますが、定番アイテムとして今後も長く愛用できるでしょう。
定番アイテム化する理由
カーゴパンツが定番化する理由は、主に3つ挙げられます。
- Y2Kトレンドの継続:ローライズやショート丈トップスといったY2Kファッションは、今も若者を中心に根強い人気があります。これらのアイテムと相性が良いカーゴパンツは、トレンドを支えるボトムスとして必要不可欠です。
- ジェンダーレスな魅力:カーゴパンツはもともとメンズアイテムですが、女性が履くことで生まれるカジュアルダウンしたスタイルが人気です。男女問わず着られるデザインは、現代のジェンダーレスなファッションの流れにもマッチしています。
- 着回し力の高さ:実は、カーゴパンツは意外と着回し力が高いアイテムです。きれいめなブラウスからカジュアルなTシャツまで、合わせるトップス次第で様々な表情を見せてくれます。スニーカーだけでなく、ヒールやローファーとも相性が良く、コーディネートの幅を広げてくれる点も魅力です。
これから買うならどんなカーゴパンツ?
もしこれから新しくカーゴパンツを買い足すなら、定番として長く使えるデザインを選ぶのがおすすめです。
具体的には、以下のような特徴を持つものが良いでしょう。
- きれいめな素材感:サテンやとろみのある素材など、カジュアルすぎない生地を選ぶと、大人っぽく上品に着こなせます。
- シンプルなデザイン:サイドのポケットが主張しすぎない、すっきりとしたデザインのものが着回しやすいです。
- 合わせやすいカラー:定番のカーキや黒、白、ベージュといったベーシックカラーは、どんなトップスとも合わせやすく、流行り廃りなく使えます。
太すぎるシルエットよりは、程よいワイド感やストレート、テーパードシルエットを選ぶと、きれいめなスタイルにも合わせやすく、オフィスなどでも活躍します。
カーゴパンツがダサいと感じさせない!おしゃれな着こなし術

- 大人に似合うカーゴパンツの選び方
- きれいめアイテムとき合わせるコツ
- 相性の良いトップスの種類
- 黒カーゴパンツの着回しコーデ術
- レディース向けおすすめコーデ3選
- メンズ向け失敗しないコーデのポイント
- 40代が着こなす際の注意点
- 50代におすすめの上品なスタイリング
- GUで買える高コスパなカーゴパンツ
- ユニクロで見つかる定番カーゴパンツ
大人に似合うカーゴパンツの選び方
大人がカーゴパンツをおしゃれに着こなすには、「きれいめ」を意識した選び方が重要です。
作業着っぽさが出てしまうのを避けるため、素材感、シルエット、色の3つのポイントに注目して選びましょう。
カジュアルな印象が強いアイテムだからこそ、どこかに上品さや洗練された雰囲気を取り入れるのが、野暮ったく見せないためのコツです。
子供っぽくならず、大人の余裕を感じさせる一本を見つけることができれば、コーディネートの幅がぐっと広がります。
素材で選ぶ
大人のカーゴパンツ選びで最も大切なのが素材感です。
ゴワゴワした厚手のコットン素材はカジュアルな印象が強くなるため、少し光沢のあるサテン生地や、落ち感のあるレーヨン混の素材などを選ぶのがおすすめです。
とろみのある素材は、体のラインを拾いすぎずに女性らしいドレープを生み出し、上品な雰囲気を演出してくれます。
見た目にきれいな印象を与えるだけでなく、履き心地がしなやかで楽なのも嬉しいポイントです。
シルエットで選ぶ
ダボっとしたワイドシルエットも魅力的ですが、大人が着るなら、すっきり見えるシルエットを意識しましょう。
おすすめは、太すぎず細すぎないストレートシルエットや、足首に向かって細くなるテーパードシルエットです。
これらのシルエットは、脚のラインをきれいに見せてくれる効果があり、スニーカーはもちろん、パンプスやローファーとも好相性です。
センタープレスが入っているものを選ぶと、さらにきちんと感が増し、オフィススタイルにも応用できます。
色で選ぶ
定番のカーキやベージュも素敵ですが、大人っぽく着こなすなら、黒、白、ネイビー、グレーといったベーシックカラーが間違いありません。
特に黒のカーゴパンツは、カジュアルなデザインをぐっと引き締め、モードで洗練された印象を与えてくれます。
白やエクリュ(生成り色)は、クリーンで爽やかな雰囲気を演出し、春夏シーズンにぴったりです。
これらのベーシックカラーは、どんな色のトップスとも合わせやすく、着回し力が非常に高いので一本持っておくと重宝します。
きれいめアイテムとき合わせるコツ
カーゴパンツを大人っぽく着こなす最大の秘訣は、きれいめなアイテムとミックスすることです。
全身をカジュアルなアイテムで固めてしまうと、どうしても野暮ったく見えがちになります。
そこで、カーゴパンツの持つ「ラフさ」と、きれいめアイテムの持つ「きちんと感」を意図的に掛け合わせることで、バランスの取れたおしゃれなコーディネートが完成します。
具体的には、トップス、アウター、小物のいずれかにきれいめな要素を取り入れることを意識してみてください。
トップスできれいめ感をプラスする
一番簡単なのが、トップスできれいめ感を出す方法です。
例えば、以下のようなアイテムを合わせるのがおすすめです。
- 上品なブラウス:透け感のあるシアーブラウスや、ボウタイ付きのデザインは、カーゴパンツの無骨さを和らげ、一気に華やかな印象にしてくれます。
- シンプルなニット:体にフィットするリブニットや、上質な素材のハイゲージニットは、カジュアルなボトムスを品よく格上げしてくれます。
- きれいめなシャツ:パリッとした白シャツや、とろみ素材のシャツを合わせれば、知的でクリーンな大人カジュアルが完成します。
Tシャツを合わせる場合でも、よれっとしたものではなく、生地にハリのあるきれいなシルエットのものを選ぶだけで印象が変わります。
小物でバランスを取る
コーディネート全体を格上げしてくれるのが、小物の力です。
足元やバッグ、アクセサリーにきれいめなアイテムを一つ加えるだけで、カーゴパンツスタイルが見違えます。
- 靴:ごついスニーカーではなく、華奢なストラップサンダル、ポインテッドトゥのパンプス、ビット付きのローファーなどを合わせると、足元から女性らしさが生まれます。
- バッグ:ナイロンのリュックやトートバッグではなく、上質なレザーのハンドバッグやショルダーバッグを持つと、ぐっと洗練された雰囲気になります。小ぶりなサイズを選ぶのがポイントです。
- アクセサリー:華奢なゴールドやシルバーのネックレス、パール系のピアスなどを加えると、顔周りが明るくなり、上品な輝きがプラスされます。
これらの小物をうまく使うことで、カーゴパンツのカジュアルさをうまく中和させることができます。
相性の良いトップスの種類
カーゴパンツをおしゃれに見せるには、トップスの選び方が非常に重要です。
ボトムスにボリュームがある分、トップスはコンパクトにまとめるか、逆に着丈の短いものを選ぶとバランスが取りやすくなります。
また、カーゴパンツのカジュアルな雰囲気を活かしつつ、大人っぽさを加えるなら、素材やデザインに少しきれいめな要素があるトップスが好相性です。
ここでは、カーゴパンツと合わせやすい具体的なトップスの種類をいくつかご紹介します。
コンパクトなトップス
ボリュームのあるカーゴパンツには、すっきりとしたコンパクトなトップスを合わせるのが王道の組み合わせです。
体にフィットするリブニットや、シンプルな無地のTシャツなどが代表例です。
上半身をコンパクトにまとめることで、ワイドなボトムスとの対比が生まれ、「Yライン」のシルエットが完成します。
このシルエットは、視線を上に集める効果があるため、スタイルアップにもつながります。
特に低身長の方は、このバランスを意識するだけで、カーゴパンツをぐっと着こなしやすくなりますよ。
ショート丈(クロップド丈)トップス
Y2Kトレンドの流れを汲むショート丈のトップスも、カーゴパンツとの相性抜群です。
おへそが見えるか見えないかくらいの着丈のトップスは、ハイウエストのカーゴパンツと合わせると、脚長効果が絶大です。
ショート丈のスウェットやTシャツ、シャツなどを合わせることで、目線が上がり、コーディネート全体が軽やかな印象になります。
お腹を見せるのに抵抗がある方は、ショート丈トップスの下に、タンクトップやキャミソールを重ね着するのもおすすめです。
きれいめブラウスやシャツ
カーゴパンツのカジュアルさを中和し、一気におしゃれ上級者に見せてくれるのが、きれいめなブラウスやシャツです。
フリルやレース、ボウタイが付いたフェミニンなブラウスを合わせると、甘辛ミックスコーデが簡単に作れます。
また、ハリのあるコットン素材の白シャツや、とろみのある素材のカラーシャツを合わせれば、クリーンで洗練された大人カジュアルが完成します。
シャツのボタンを少し開けて抜け感を出したり、袖をまくって手首を見せたりすると、よりこなれた雰囲気になります。
黒カーゴパンツの着回しコーデ術
黒のカーゴパンツは、カジュアルな中にもモードな雰囲気をプラスできる万能アイテムです。
カーキやベージュといった定番色に比べて、作業着感が少なく、コーディネート全体をきりっと引き締めてくれる効果があります。
きれいめにもカジュアルにも振りやすく、合わせるアイテム次第で様々な表情を見せてくれるのが黒カーゴパンツの魅力です。
ここでは、黒カーゴパンツを使った具体的な着回しコーディネートを3つのスタイルで提案します。
ワントーンでまとめるモードスタイル
全身を黒で統一するオールブラックコーデは、手軽におしゃれに見える鉄板の組み合わせです。
黒のカーゴパンツに、同色のシンプルなTシャツやリブニットを合わせるだけで、洗練されたモードなスタイルが完成します。
この時、のっぺりした印象にならないように、素材感で変化をつけるのがポイントです。
例えば、コットン素材のカーゴパンツに、少し光沢のあるサテンのキャミソールや、透け感のあるシアー素材のトップスを合わせると、同じ黒でも奥行きが生まれます。
足元はあえて白のスニーカーで外したり、シルバーのアクセサリーで輝きをプラスしたりするのも素敵です。
きれいめトップスで甘辛ミックス
黒カーゴパンツの持つ辛口な雰囲気を活かして、トップスにはあえて甘めのアイテムを合わせるのもおすすめです。
フリルがたっぷりついたブラウスや、レース素材のトップス、パフスリーブのカットソーなどを合わせると、簡単に甘辛ミックスコーデが楽しめます。
ボトムスが黒で引き締まっているため、トップスが甘くなりすぎず、大人の女性でも挑戦しやすいバランスに仕上がります。
足元は華奢なヒールサンダルやバレエシューズを合わせると、より女性らしい雰囲気が高まります。
ボーダートップスでフレンチシックに
定番のボーダーカットソー(バスクシャツ)も、黒のカーゴパンツと相性抜群のアイテムです。
フレンチシックの代表格であるボーダートップスを合わせることで、カーゴパンツのミリタリー感が中和され、爽やかで上品なカジュアルスタイルになります。
白地に黒のボーダーなら、パンツの色とリンクして統一感が出ます。
小物は、赤いミニバッグやバレエシューズを差し色にしたり、かごバッグを合わせたりすると、よりフレンチシックな雰囲気が増します。
シンプルな組み合わせですが、こなれ感が出て、誰でも真似しやすいおすすめのコーディネートです。
レディース向けおすすめコーデ3選
カーゴパンツは、合わせ方次第で様々なテイストを楽しめるのが魅力です。
ここでは、特に大人の女性におすすめしたい、テイストの異なる3つのコーディネートをご紹介します。
カジュアルな休日スタイルから、少しきれいめを意識したお出かけスタイルまで、シーンに合わせて着こなすヒントにしてみてください。
手持ちのアイテムにプラスするだけで、きっと新しいカーゴパンツの魅力に気づくはずです。
1. シアーシャツ合わせでトレンド感のあるきれいめカジュアル
- 組み合わせ: 白のカーゴパンツ + シアーシャツ + タンクトップ
- ポイント: 今っぽい透け感のあるシアーシャツを、Tシャツやタンクトップの上にさらりと羽織るスタイルです。カーゴパンツのカジュアルさを、シアーシャツの上品な透け感がぐっと大人っぽく見せてくれます。パンツはクリーンな印象の白を選ぶと、爽やかで洗練された雰囲気に仕上がります。インナーのタンクトップは、シャツやパンツの色と合わせると統一感が出ます。足元は華奢なストラップサンダル、小物はレザーのミニショルダーを合わせれば、こなれ感のあるきれいめカジュアルの完成です。
2. コンパクトなニット合わせでスタイルアップコーデ
- 組み合わせ: カーキのワイドカーゴパンツ + 黒のリブニット
- ポイント: ボリュームのあるワイドシルエットのカーゴパンツには、上半身をコンパクトにまとめるのが鉄則です。体にフィットする黒のリブニットを合わせることで、視線が上に集まり、脚長効果が期待できます。シンプルなワンツーコーデですが、シルエットにメリハリがつくことで、手抜きに見えないおしゃれなバランスが生まれます。アクセサリーは、ゴールドのネックレスやピアスで輝きをプラスすると、顔周りが華やかになります。足元は厚底のスニーカーでカジュアルに決めても、ポインテッドトゥのパンプスできれいめに振っても素敵です。
3. ジレを重ねたマニッシュコーデ
- 組み合わせ: 黒のカーゴパンツ + 白Tシャツ + ロングジレ
- ポイント: いつものTシャツとカーゴパンツの組み合わせに、ロングジレを一枚重ねるだけで、ぐっとこなれた印象になります。ジレの持つ縦長のIラインが、スタイルをすっきりと見せてくれる効果もあります。インナーのTシャツは、ロゴ入りのもので少し遊び心を加えても良いでしょう。黒のカーゴパンツとネイビーやグレーのジレなど、落ち着いた色味でまとめると、マニッシュで知的な雰囲気に仕上がります。足元はローファーを合わせて、とことんハンサムに着こなすのがおすすめです。
メンズ向け失敗しないコーデのポイント
メンズがカーゴパンツを着こなす際、失敗しないためのポイントは「清潔感」と「サイズ感」です。
一歩間違えると、だらしなく見えたり、子供っぽくなったりしやすいアイテムだからこそ、大人としての品を意識することが重要になります。
ミリタリーやワークといったルーツを尊重しつつも、あくまで現代のタウンユースとして、スマートに着こなすためのコツを掴みましょう。
この2つのポイントを押さえるだけで、カーゴパンツスタイルは格段にあか抜けます。
ジャストサイズのトップスを合わせる
カーゴパンツ自体にボリュームがあるため、トップスまでオーバーサイズを選んでしまうと、野暮ったい印象になりがちです。
特に大人の男性は、ジャストサイズのTシャツやニット、シャツを合わせるのが基本です。
上半身をすっきりと見せることで、全体のシルエットにメリハリが生まれ、清潔感のあるスマートな印象を与えることができます。
もしオーバーサイズのトップスを着たい場合は、ショート丈のものを選ぶなど、どこかでバランスを取る工夫が必要です。
きれいめなアイテムを1点投入する
全身をカジュアルなアイテムだけで固めると、どうしてもラフすぎる印象になってしまいます。
そこで、コーディネートのどこかに「きれいめ」な要素を持つアイテムを1点加えることを意識してください。
例えば、以下のようなアイテムが効果的です。
- トップス: 無地の白シャツや、ハイゲージのニットなど、品の良いアイテムを合わせる。
- アウター: テーラードジャケットや、ステンカラーコートを羽織る。
- 靴: スニーカーではなく、レザー素材のローファーや、きれいめな革靴を選ぶ。
たった一つきれいめなアイテムを加えるだけで、カーゴパンツの持つ武骨さが中和され、洗練された大人のカジュアルスタイルが完成します。
特に足元を革靴にするのは、簡単に実践できて効果が高いのでぜひ試してみてください。
40代が着こなす際の注意点
40代がカーゴパンツを着こなす上で最も注意したいのは、「若作り」に見えないようにすることです。
トレンドアイテムだからこそ、取り入れ方を間違えると、年齢にそぐわない無理した印象を与えかねません。
ポイントは、カーゴパンツを主役にしすぎず、あくまでコーディネートの一部として自然に馴染ませることです。
「品」と「清潔感」をキーワードに、大人の余裕を感じさせる着こなしを目指しましょう。
素材とシルエット選びが最重要
40代のカーゴパンツ選びは、素材とシルエットがすべてと言っても過言ではありません。
安っぽく見えるペラペラな生地や、シワが目立つ素材は避け、ハリがありつつも、少し光沢や落ち感のある上品な素材を選びましょう。
サテンや、とろみのあるポリエステル混の生地などがおすすめです。
シルエットは、太すぎるワイドシルエットや、極端なテーパードは避けた方が無難です。
すっきりとした印象のストレートシルエットや、程よくゆとりのあるテーパードシルエットを選ぶと、体型を拾いすぎず、きれいめな印象をキープできます。
色味を抑えてシックにまとめる
派手な色や、ミリタリー色が強すぎるカーキは、一歩間違えるとコスプレ感が出てしまう可能性があります。
40代が選ぶなら、黒、ネイビー、チャコールグレー、濃いめのベージュといった、落ち着いたベーシックカラーがおすすめです。
これらの色は、どんなトップスとも合わせやすく、コーディネート全体をシックで大人っぽい印象にまとめてくれます。
トップスや小物も色数を増やしすぎず、2〜3色でまとめると、統一感が出て洗練されたスタイルが完成します。
きれいめアイテムとのミックスを徹底する
40代のカーゴパンツコーデは、きれいめアイテムとのミックスが必須です。
Tシャツを合わせるなら、上質な素材の無地Tシャツを選び、ジャケットやジレを羽織る。
足元はスニーカーではなく、ローファーやパンプス、きれいめなサンダルを合わせる。
バッグは上質なレザーのものを選ぶなど、どこかに必ず「きちんと感」をプラスしましょう。
このひと手間が、カジュアルなカーゴパンツを、40代にふさわしい品のあるスタイルへと格上げしてくれます。
50代におすすめの上品なスタイリング
50代がカーゴパンツを着こなす際は、「上質さ」と「エレガンス」がキーワードになります。
カジュアルなアイテムだからこそ、素材の良さや、全体のシルエットの美しさにこだわることで、年齢を重ねたからこそ出せる、品格のあるスタイリングが可能です。
若者と同じ着こなしをするのではなく、大人の魅力を引き立てるような、落ち着いた上品なコーディネートを心がけましょう。
カーゴパンツを、頑張りすぎない大人のリラックススタイルに取り入れるのがポイントです。
上質な素材感で差をつける
50代のカーゴパンツスタイルは、素材選びが最も重要です。
チープに見える素材は避け、シルク混や、とろみのあるテンセル、光沢の美しいサテンなど、見た目にも上質さが伝わる生地を選びましょう。
これらの素材は、歩くたびに美しいドレープを生み出し、カジュアルなデザインのカーゴパンツにエレガントな表情を加えてくれます。
また、上質な素材は着心地も良く、大人の女性にふさわしいリラックス感をもたらしてくれます。
トップスはシンプルかつ上質なものを
カーゴパンツに合わせるトップスは、デザイン性の高いものよりも、シンプルで上質なものを選ぶのが正解です。
例えば、カシミアのニットや、シルクのブラウス、仕立ての良いシンプルな白シャツなどがおすすめです。
上質なトップスを合わせることで、ボトムスのカジュアルさが中和され、洗練された大人の余裕を感じさせるコーディネートになります。
Tシャツを合わせる場合も、ネックラインの開きが美しいものや、生地にハリのあるものを選ぶと、だらしなく見えません。
小物使いでエレガンスを添える
コーディネートの仕上げには、小物でエレガンスをプラスしましょう。
例えば、高品質なレザーバッグや、老舗ブランドのスカーフを首元やバッグに巻くだけで、ぐっとクラスアップした印象になります。
アクセサリーは、大ぶりなものではなく、一粒ダイヤのネックレスや、パールのピアスなど、本物の輝きを持つ小ぶりなものをさりげなくつけるのが素敵です。
足元は、履き心地の良い上質なフラットシューズや、ローヒールのパンプスなどを合わせると、上品さと快適さを両立できます。
GUで買える高コスパなカーゴパンツ
GUのカーゴパンツは、トレンドのデザインを手頃な価格で試せるのが最大の魅力です。
「カーゴパンツに挑戦してみたいけど、自分に似合うか分からない」という方にとって、最初の一本として非常におすすめです。
シーズンごとに素材やシルエットがアップデートされ、カラーバリエーションも豊富なため、きっとお気に入りの一本が見つかるはずです。
特に、GUのカーゴパンツは、若者向けのカジュアルなデザインだけでなく、大人が着こなしやすいきれいめなタイプも展開されています。
GUカーゴパンツの特徴
GUのカーゴパンツには、主に以下のような特徴があります。
- トレンド感のあるデザイン:Y2Kトレンドを意識したローライズタイプや、人気のパラシュートパンツなど、旬のデザインが揃っています。
- 豊富なサイズ展開:XSから3XLまでとサイズが豊富なので、自分の体型に合った一本を見つけやすいのが嬉しいポイントです。オンラインストア限定のサイズもあります。
- 驚きのコストパフォーマンス:ほとんどのアイテムが2,000円台から3,000円台で購入できるため、気軽にトレンドを取り入れることができます。色違いで揃えるのもおすすめです。
おすすめのモデルと選び方
GUでカーゴパンツを選ぶなら、「パラシュートカーゴパンツ」や「テックカーゴパンツ」が特におすすめです。
「パラシュートカーゴパンツ」は、シャカシャカとした軽い素材感が特徴で、裾のドローコードを絞ることでシルエットを変えて楽しめます。きれいめなブラウスと合わせると、トレンド感のあるミックススタイルが簡単に作れます。
「テックカーゴパンツ」は、よりすっきりとしたシルエットで、ストレッチ性も高いため動きやすいのが特徴です。きれいめな素材感なので、オフィスカジュアルにも使いやすいでしょう。
選ぶ際は、普段の自分のファッションに馴染む色(黒、白、オリーブなど)を選ぶと失敗がありません。試着ができるなら、トップスをインした時のウエスト周りの見え方や、丈感もしっかりチェックしましょう。
ユニクロで見つかる定番カーゴパンツ
ユニクロのカーゴパンツは、ベーシックで高品質なデザインが魅力です。
流行を追いすぎないシンプルなデザインなので、トレンドに関係なく長く愛用できる「定番の一本」として活躍してくれます。
上質な素材を使用し、細部のディテールまでこだわって作られているため、大人のカジュアルスタイルにぴったりです。
特に、きれいめな着こなしをしたい方や、着回し力を重視する方に、ユニクロのカーゴパンツは非常におすすめです。
ユニクロカーゴパンツの特徴
ユニクロのカーゴパンツには、主に以下のような特徴があります。
- 上質でベーシックなデザイン: 奇抜なデザインは少なく、誰にでも似合いやすいストレートシルエットや、程よいワイドシルエットが中心です。素材も、カジュアルすぎないきれいめなものが多く、大人が履いても品良く見えます。
- 着回し力の高さ: シンプルなデザインだからこそ、合わせるアイテムを選びません。カジュアルなTシャツから、きれいめなジャケットまで、幅広いコーディネートに対応できます。
- 機能性と快適な履き心地: ストレッチが効いていたり、ウエストがゴム仕様になっていたりと、履き心地の良さも追求されています。日常着としてストレスなく着用できるのは、ユニクロならではの強みです。
おすすめのモデルと選び方
ユニクロで特におすすめなのが、「ワイドストレートカーゴパンツ」です。
コットン100%のしっかりとした生地感でありながら、ごわつきすぎず、きれいな落ち感が出るのが特徴です。
程よいワイドシルエットで脚のラインを拾わず、ハイウエスト設計なのでスタイルアップ効果も期待できます。
カラーは、定番のオリーブやブラック、ナチュラル(白系)など、着回しやすいベーシックカラーが揃っています。
きれいめに着こなしたいなら、ジャストサイズを選び、パンプスやローファーと合わせるのがおすすめです。
少しカジュアルダウンしたい場合は、ワンサイズ上げて少しルーズに履き、スニーカーと合わせるのも良いでしょう。
シンプルなデザインなので、流行のシアーシャツやデザインブラウスとも相性抜群です。
カーゴパンツ ダサい まとめ
- カーゴパンツがダサいと言われるのは、太いシルエットや全身カジュアルなNGコーデが主な理由です。
- 大人に似合うカーゴパンツの選び方は、きれいめな素材とすっきりしたシルエットが重要です。
- 骨格タイプ(ストレート・ウェーブ・ナチュラル)に合ったカーゴパンツを選ぶと、よりスタイルアップして見えます。
- おしゃれな着こなしのコツは、ブラウスやシンプルなニットなど、きれいめなトップスを合わせることです。
- 40代・50代は、上質な素材感と落ち着いた色選びで、品のある上品なスタイリングを心がけましょう。
- 着回し力が高い黒のカーゴパンツは、初心者にもおすすめの万能アイテムです。
- まずはGUやユニクロの高コスパなカーゴパンツから、気軽に試してみるのも良いでしょう。
