ワンピースにスニーカーはダサい?原因と年代別お洒落コーデ術

ワンピースにスニーカーはダサい?原因と年代別お洒落コーデ術

ワンピースにスニーカーの組み合わせは、ポイントを押さえれば全くダサくありません。

「丈感」や「色合わせ」といった簡単なコツを意識するだけで、誰でもお洒落なコーディネートが完成します。

この記事では、ワンピースにスニーカーが野暮ったく見えてしまう原因を解説します。

さらに、40代・50代の大人女性も真似できる、きれいめな着こなし術まで具体的に紹介します。

明日からのコーディネートがきっと楽しくなりますよ。

目次

ワンピースにスニーカーがダサいと言われる3つの原因

なぜ野暮ったく見える?よくあるコーデの失敗例

ワンピースにスニーカーを合わせるとなぜか野暮ったく見えてしまうのは、主に3つの「ミスマッチ」が原因です。

具体的には「テイストの不一致」「中途半端な丈感」「色の組み合わせ」が挙げられます。

これらを意識するだけで、いつものコーデが一気にあか抜けますよ。

テイストがちぐはぐで統一感がない

一番よくある失敗が、ワンピースとスニーカーのテイストがバラバラなパターンです。

例えば、フリルやレースがたっぷりのすごく甘い雰囲気のワンピースに、近未来的なデザインのゴツいハイテクスニーカーを合わせるようなイメージですね。

どちらのアイテムも素敵なのに、組み合わせることでお互いの良さを消してしまい、チグハグな印象を与えてしまうんです。

まずはワンピースの雰囲気に合った、きれいめ、カジュアル、スポーティーなどの方向性をスニーカーと揃えることを意識してみてください。

子供っぽく見える中途半端な丈感

次に気をつけたいのが、ワンピースの「丈感」です。

特に、ふくらはぎの真ん中あたりで終わるような中途半端な丈のワンピースは要注意。

この丈にローカットのスニーカーを合わせると、肌が見える面積が微妙になり、なんだか足が短く見えてしまうことがあります。

結果として、全体のバランスが悪くなり、どこか子供っぽい、あか抜けないコーディネートに見えてしまうのです。

スタイルに自信がないなと感じる方ほど、思い切って足首が見えるくらいのロング丈か、膝丈なら膝が隠れるくらいの長さのほうが、スニーカーとは相性が良いでしょう。

色が多すぎてまとまりがない

おしゃれに見せようとして、かえって色をたくさん使いすぎてしまうのも失敗の原因になります。

例えば、赤や黄色など複数の色が使われたカラフルな花柄のワンピースに、真っ青なスニーカーを合わせる、といった具合です。

コーディネート全体で使う色は、基本的には3色以内にまとめると、すっきりと洗練された印象になります。

ワンピースが柄物でカラフルな場合は、スニーカーは柄の中にある一色を拾うか、白や黒、グレーといったベーシックな色を選ぶと間違いありません。

きれいめワンピースにスニーカーは変に見える理由

きれいめなワンピースにスニーカーを合わせると変に見えてしまうのは、アイテムが持つ「フォーマル感」と「カジュアル感」がうまく馴染んでいないからです。

特に「素材感」と「スニーカーのボリューム」の2点が、違和感の主な原因になっていることが多いです。

この2つのポイントを理解すれば、きれいめワンピースにも上手にスニーカーを取り入れられるようになりますよ。

上品な素材感とスニーカーが喧嘩している

きれいめワンピースによく使われる、レースやシルク、光沢のあるサテンといった繊細で上品な素材。

これらの素材が持つフォーマルな雰囲気と、スニーカーが持つカジュアルでスポーティーな雰囲気が、正反対のイメージなのでぶつかってしまうんです。

例えるなら、高級なレストランのディナーに、ラフなTシャツで来てしまったような場違い感が出てしまう感覚に近いかもしれません。

せっかくのワンピースの上品さが、スニーカーによって打ち消されてしまい、「なんだか変だな」という印象に繋がります。

きれいめなワンピースには、同じくきれいめな印象を持つレザースニーカーや、シンプルなデザインのスニーカーを選ぶと、素材感の差が埋まりやすくなります。

足元だけ重く見えるボリューム問題

スニーカーのデザイン、特に「ボリューム感」も重要なポイントです。

Aラインに広がるフレアワンピースや、とろみのある生地のワンピースなど、女性らしいシルエットのアイテムを想像してみてください。

そういった軽やかなワンピースに対して、靴底が厚くて大きい、いわゆる「ダッドスニーカー」のようなボリュームのある一足を合わせると、足元だけが急に重たい印象になってしまいます。

全体のバランスが崩れて足元にばかり目線がいってしまい、結果として不格好に見えてしまうのです。

きれいめなワンピースのシルエットを活かすには、コンバースのオールスターのような、細身ですっきりとしたフォルムのスニーカーを選ぶのがおすすめです。

40代・50代が特に注意したいNGな合わせ方

40代や50代の方がワンピースにスニーカーを合わせる際に一番避けたいのは、「手抜きに見えること」と「若作りしているように見えること」の2点です。

楽だからという理由だけで合わせてしまうと、だらしなく見えたり、年齢にそぐわない印象になったりする危険があります。

大切なのは、カジュアルな中にも「きちんと感」や「上質さ」を意識することです。

だらしなく見える「ご近所コーデ」感

ワンピースとスニーカーは、ともすると「ちょっとそこまで」のラフな服装に見えがちです。

特に、着古して少しよれてしまったTシャツワンピースに、汚れたスニーカーをそのまま合わせるようなスタイルは避けたいところ。

楽ちんで動きやすいのは大きなメリットですが、大人の女性としては、だらしなく見えたり、生活に疲れた印象を与えたりするのは避けたいですよね。

カジュアルな組み合わせだからこそ、一つ一つのアイテムが持つ「清潔感」がとても重要になります。

ワンピースにアイロンをかける、スニーカーの汚れをきちんと落とすといった、ちょっとしたひと手間が、だらしなく見えるのを防いでくれます。

チープな素材選びが引き起こす若作り問題

もう一つ気をつけたいのが、「若作り」に見えてしまうことです。

これは、アイテムの「素材感」が大きく関係しています。

例えば、ペラペラで安っぽく見える化学繊維のワンピースや、10代向けのショップで売られているような派手なデザインのスニーカーなどが挙げられます。

若い頃と同じ感覚でアイテムを選んでしまうと、今の自分には似合わなくなり、かえって痛々しい印象を与えてしまう可能性があるのです。

40代・50代のコーデでは、下の表のように「上質さ」を意識するのが成功の秘訣です。

ポイント避けたいNG例おすすめOK例
ワンピースの素材薄くて透け感のある化学繊維ハリのあるコットン、リネン、ウール
スニーカーの素材派手なビニール素材上質なレザー、スエード、シンプルなキャンバス
全体のシルエット体のラインを拾いすぎる適度にゆとりのあるIラインやAライン

デザインはシンプルでも、素材が良いものを選ぶだけで、ぐっと高見えして大人の余裕が感じられるコーディネートになりますよ。

ワンピースにスニーカーをダサいと思わせないお洒落な着こなし術

まず押さえるべき基本の5つのポイント

ワンピースとスニーカーのコーデを「ダサい」から「お洒落」に変えるには、誰でも簡単に真似できる5つの基本ポイントがあります。

「丈感」「色合わせ」「スニーカーの種類」「足首見せ」「小物使い」、この5つを意識するだけで、コーディネートの失敗がぐっと減ります。

まずはこの基本を押さえて、お洒落への第一歩を踏み出しましょう。

1. 迷ったら「足首が見えるロング丈」

どの長さのワンピースを選べばいいか迷ったら、まずは「足首が少し見えるくらいのロング丈」を選んでみてください。

ふくらはぎで終わる丈よりも、肌が見える面積が限定されるため、脚の形を気にすることなくバランスが取りやすいのが大きなメリットです。

IラインやAラインなど、ストンと下に落ちるシルエットのものを選ぶと、縦のラインが強調されて、すっきりとスタイルアップして見えますよ。

マキシ丈と呼ばれる、くるぶしが完全に隠れる長さも素敵ですが、最初は少し足首が見えるくらいの方が、抜け感が出て軽やかな印象になります。

2. 色は「ワンピースか小物とリンクさせる」

コーディネートに統一感を出す一番簡単な方法は、色を上手に使うことです。

一番簡単なのは、ワンピースとスニーカーの色を合わせる「ワントーンコーデ」です。

例えば、ベージュのワンピースにベージュのスニーカーを合わせるだけで、一気にお洒落上級者のような雰囲気が作れます。

それが難しい場合は、スニーカーの色をバッグや帽子の色と合わせるだけでも大丈夫です。

コーデの中に同じ色が2ヶ所以上あると、全体がまとまって見え、ちぐはぐな印象になりません。

3. スニーカーは「シンプル」が万能

どんなスニーカーを選べばいいかわからない、という方には、シンプルなデザインのものが断然おすすめです。

特に、白か黒の「レザースニーカー」や「キャンバススニーカー」は、一足持っていると本当に便利。

きれいめなワンピースからカジュアルなTシャツワンピースまで、どんなテイストにも不思議と馴染んでくれます。

装飾が少なく、形もすっきりしているので、コーデの邪魔をせず、大人っぽい抜け感をプラスしてくれます。

最初のうちは、奇抜なデザインや色物よりも、こうした定番スニーカーから試してみるのが成功への近道です。

4. 「足首見せ」で抜け感を演出

コーディネートに「抜け感」を出すことは、お洒落に見せるための重要なテクニックです。

ワンピースとスニーカーの組み合わせでは、「足首をちらりと見せる」のが一番簡単な方法。

靴下を履く場合は、スニーカーから見えない「フットカバー」のようなタイプを選びましょう。

足首という体の中でも細い部分を見せることで、全体がすっきりと軽やかな印象になり、女性らしさも感じさせることができます。

特に、ボリュームのあるワンピースや暗い色のワンピースを着る時には、この足首見せを意識するだけで、重たい印象になるのを防げます。

5. 「きれいめ小物」でバランス調整

全身がカジュアルになりすぎてしまうのを防ぐために、小物の力も借りましょう。

ラフなTシャツワンピースとスニーカーの組み合わせでも、バッグを上質なレザーのものに変えるだけで、ぐっと大人っぽい印象に格上げされます。

例えば、アクセサリーをゴールドやシルバーの華奢なものにしたり、きれいめな腕時計をつけたりするのも効果的です。

カジュアルなスタイルの中に、どこか一点「きれいめ」な要素をプラスすることで、全体のバランスが整い、「手抜き感」のないお洒落なコーディネートが完成します。

ロングワンピースとスニーカーの黄金バランスの作り方

ロングワンピースとスニーカーを合わせる時の黄金バランスは、全体の「シルエット」を意識することで生まれます。

ポイントは、ワンピースの形に合わせてスニーカーのボリューム感を調整することです。

「Iライン」を意識したり、目線を上に誘導したりするテクニックを使えば、誰でも簡単にスタイルアップして見えますよ。

Iラインシルエットで縦長効果を狙う

一番簡単なのは、すとんと落ちるIラインのロングワンピースを選ぶことです。

体のラインを拾いすぎない、程よいゆとりのあるリブニットワンピースやシャツワンピースなどが代表的ですね。

このIラインが、縦の線を強調してくれるので、すらっと背が高く、細く見える効果が期待できます。

この時、スニーカーはボリュームのあるものよりも、コンバースのような細身のタイプを選ぶと、よりすっきりとした印象が際立ちます。

バッグも小ぶりなショルダーバッグなどを斜めがけして、縦のラインをさらに意識すると、より完璧なバランスに近づきます。

フレアワンピースには細身スニーカーで引き算

ふんわりと広がるAラインやフレアシルエットのロングワンピースは、とても女性らしくて素敵ですよね。

ただ、ボリュームがある分、合わせるスニーカーによっては下半身が重たく見えてしまうことも。

ここでの鉄則は、「足元で引き算をする」ということです。

ワンピースにボリュームがあるなら、スニーカーは逆にすっきりとした細身のデザインを選びましょう。

例えば、アディダスのサンバやガゼルのような、スマートなフォルムのものが相性抜群です。

こうすることで、ワンピースの華やかさを活かしつつ、足元は軽やかに見え、全体のバランスがとても良くまとまります。

小物で目線を上に誘導するテクニック

ロングワンピースにスニーカーを合わせると、どうしても重心が下がって見えがち。

そんな時は、小物を使って目線を上に持っていくテクニックが有効です。

一番簡単なのは、帽子をかぶること。キャップやハット、ニット帽など、ワンピースのテイストに合わせて選んでみてください。

また、大ぶりのイヤリングやピアスをつけたり、顔周りが華やかになるスカーフを巻いたりするのもおすすめです。

バッグを短いストラップで斜めがけにして、高い位置に持ってくるのも良い方法ですね。

人の視線は、明るい場所や動きのある場所に自然と集まる性質があるので、顔周りにポイントを作ることで、重心がぐっと上がって見え、スタイルアップに繋がります。

シャツワンピースに合わせたいスニーカーの種類

クリーンで知的な印象のシャツワンピースは、合わせるスニーカーによって様々な表情を楽しめる万能アイテムです。

基本的には、シャツワンピースが持つ「きちんと感」を活かす、きれいめなスニーカーが好相性。

「白スニーカー」で清潔感を出すのが王道ですが、「レザースニーカー」で格上げしたり、「カラー」で遊んだりするのも素敵ですよ。

王道は「白スニーカー」で清潔感をプラス

まず間違いないのが、クリーンな白スニーカーとの組み合わせです。

パリッとしたシャツワンピースの清潔感を、白スニーカーがさらに後押ししてくれて、爽やかで好感度の高いコーディネートが完成します。

キャンバス素材ならヘルシーでカジュアルな印象に、レザー素材ならより大人っぽく洗練された雰囲気になります。

特に、ブルーやストライプ柄のシャツワンピースに白スニーカーを合わせると、春夏の季節にぴったりの、清涼感あふれるスタイルの出来上がりです。

何色のスニーカーを合わせるか迷ったら、まずは白を選んでおけば失敗はありません。

きれいめに格上げする「レザースニーカー」

シャツワンピースをよりきれいめに、大人っぽく着こなしたい日には、上質なレザースニーカーがおすすめです。

レザーが持つ上品な光沢感が、シャツワンピースのきちんと感とマッチして、カジュアルダウンしすぎない絶妙なバランスを生み出します。

色は、白や黒、グレー、ベージュといったベーシックカラーを選ぶと、着回し力も高く、オフィスにも対応できるような品の良いスタイルになります。

例えば、ネイビーのシャツワンピースに、白のレザースニーカーを合わせるだけで、知的で洗練された大人の休日コーデが作れますよ。

足元に上質感をプラスするだけで、いつものシャツワンピースがワンランク上の表情を見せてくれます。

羽織りとして使うなら「カラーリンク」を意識

シャツワンピースは、前のボタンを開けて、羽織りとしても活躍する便利なアイテムです。

この使い方をする時は、中に着るTシャツやタンクトップの色と、スニーカーの色をリンクさせる「カラーリンク」のテクニックが効果的。

例えば、白のTシャツとデニムの上に、ベージュのシャツワンピースを羽織ったとします。

この時、スニーカーも白を選ぶと、中に着たTシャツの色とスニーカーの色が繋がって、コーディネート全体に統一感が生まれるのです。

この一手間を加えるだけで、コーデにまとまりが出て、ぐっとお洒落に見えるようになります。

中のインナーと足元の色を揃える、と覚えておくと簡単ですね。

コーデを引き締める黒スニーカーの上手な使い方

どんな服装にも合わせやすい黒スニーカーですが、ワンピースと合わせる時は少しコツが必要です。

黒スニーカーの役割は、コーディネート全体を「引き締めて、大人っぽく見せる」こと。

特に、淡い色や甘めのワンピースと合わせる時に、その効果を最大限に発揮します。

重たく見えないように「足首見せ」を意識するのが、上手に履きこなすための重要なポイントです。

淡色・甘めワンピースの引き締め役に

白やベージュ、ピンクといった膨張色や、フリルや花柄などの甘いデザインのワンピース。

これらに白スニーカーを合わせると可愛らしい印象になりますが、黒スニーカーを合わせると、一気に大人っぽく引き締まった印象に変わります。

足元に「黒」という強い色が入ることで、ワンピースの甘さがほどよく中和され、洗練された甘辛ミックスコーデが完成します。

子供っぽく見えがちなティアードワンピースなども、足元を黒スニーカーにするだけで、ぐっと落ち着いた雰囲気で着こなせるようになりますよ。

コーディネートがなんだかぼんやりするな、と感じた時に、ぜひ試してほしいテクニックです。

重たく見せない「ローカット」と「足首見せ」

黒スニーカーを履く上で一番気をつけたいのが、「足元が重たく見えすぎること」です。

特に、ボリュームのあるハイカットモデルなどは、ワンピースと合わせるとずっしりとした印象になりがち。

そこでおすすめなのが、くるぶしが見える「ローカット」のデザインを選ぶことです。

さらに、靴下は履かないか、スニーカーから見えないフットカバーなどを活用して、足首をしっかり見せるようにしましょう。

肌が少し見えるだけで、抜け感が生まれて、黒の重たい印象が和らぎます。

黒という色自体が収縮色なので、足首を見せることで、よりきゅっと引き締まって見える効果も期待できますよ。

モノトーンコーデで洗練された雰囲気に

白やグレーのワンピースに黒スニーカーを合わせる「モノトーンコーデ」は、簡単にお洒落上級者のような雰囲気が出せるのでおすすめです。

使う色を白・黒・グレーの無彩色に限定することで、都会的で洗練された、モードなスタイルを作ることができます。

例えば、チャコールグレーのロングTシャツワンピースに、黒のキャンバススニーカーを合わせるだけのシンプルな組み合わせ。

シンプルながらも、色の持つ力でとてもスタイリッシュに見えます。

この時、バッグも黒やシルバーなど、シンプルな色やデザインのものを選ぶと、より統一感が出て完成度が高まります。

抜け感をつくる白スニーカーの合わせ方

白スニーカーは、ワンピースコーデに「清潔感」と「軽やかさ」をプラスしてくれる最強のアイテムです。

どんな色やデザインのワンピースにも合わせやすい万能さに加えて、履くだけでコーディネート全体を明るく見せてくれる効果があります。

特に、暗い色のワンピースと合わせると、重たい印象を回避する「抜け感」作りに大活躍しますよ。

どんなワンピースにも合う絶対的な万能性

白スニーカーの最大の魅力は、その圧倒的な合わせやすさにあります。

カジュアルなTシャツワンピースはもちろん、きれいめなシャツワンピース、フェミニンな花柄ワンピースまで、どんなテイストのアイテムとも不思議と馴染んでくれます。

例えるなら、料理における「塩」のような存在。どんな料理にも欠かせず、素材の味を引き立ててくれる、そんな役割を果たしてくれます。

どのスニーカーを合わせたら良いか全くわからない、という時は、とりあえず白スニーカーを選んでおけば、まず大きな失敗はありません。

一足持っておくと、コーディネートの幅がぐっと広がる、頼れる存在です。

コーデ全体に「清潔感」と「軽やかさ」をプラス

白という色が持つ、クリーンで爽やかなイメージは、コーディネート全体にそのまま反映されます。

足元に白があるだけで、見た目に清潔感が生まれ、軽やかで明るい印象を与えてくれます。

特に、春や夏の暖かい季節には、白スニーカーの爽やかさがぴったり。

見る人に、きちんとお手入れが行き届いているような、好印象を与える効果も期待できます。

ただし、その効果を保つためには、スニーカー自体が汚れていないことが大前提。

白いスニーカーは、こまめに汚れを落として、常にきれいな状態をキープするように心がけましょう。

暗い色のワンピースの「抜け」として大活躍

黒やネイビー、カーキといった、暗くて重たい印象になりがちな色のワンピースを着る時こそ、白スニーカーの出番です。

コーディネートのどこかに「白」を入れると、視覚的に軽さが生まれ、全体のバランスが良くなります。これを「抜け感を作る」と言います。

足元に白スニーカーを持ってくるだけで、暗い色のワンピースが作る重たい雰囲気をぱっと明るくし、軽快な印象に変えてくれるのです。

例えば、全身黒のワントーンコーデをしたい時も、足元だけを白スニーカーにするだけで、重すぎず、こなれた雰囲気を演出できます。

暗い色のワンピースを着る時は、ぜひ白スニーカーを「差し色」ならぬ「抜け色」として活用してみてください。

30代におすすめの大人カジュアルな足元コーデ

30代のワンピースとスニーカーのコーデは、「きれいめ」と「カジュアル」のバランス感が鍵になります。

ただ楽なだけじゃない、計算されたお洒落さを演出するのがポイント。

あえてテイストを「外す」テクニックや、靴下などの「小物で遊ぶ」上級者テクニックを取り入れると、周りと差がつく大人カジュアルが完成しますよ。

きれいめワンピースにあえての「ハイテクスニーカー」

30代の大人カジュアルでぜひ挑戦してほしいのが、きれいめなワンピースに、あえてスポーティーな「ハイテクスニーカー」を合わせる上級者ミックスコーデです。

例えば、とろみのある素材のシンプルな黒いロングワンピースに、ナイキのエアマックスのような、少しボリュームのあるハイテクスニーカーを合わせるイメージ。

この「きれいめ」と「スポーティー」という正反対のテイストの組み合わせが、こなれた雰囲気を生み出します。

ポイントは、ワンピースは無地でシンプルなデザインを選ぶこと。

そうすることで、スニーカーのデザイン性が際立ち、洗練された印象になります。

洋服と小物の色数を3色以内に抑えると、さらにまとまりやすくなりますよ。

シンプルコーデは「見せ靴下」で差をつける

無地のTシャツワンピースやシャツワンピースといった、シンプルなコーディネートの時こそ、足元で遊び心をプラスしてみましょう。

そこでおすすめなのが、「靴下を見せる」テクニックです。

白やグレーの無地の靴下をくしゅっとさせて履くだけで、ワンピースとスニーカーの間の良いクッションになり、こなれ感がアップします。

もう少し挑戦したい方は、コーデの差し色になるようなカラーソックスや、ブランドロゴが入ったラインソックスなどをアクセントにするのも素敵です。

ただし、柄物のワンピースに柄物の靴下を合わせるとごちゃごちゃしてしまうので、洋服がシンプルな時に限定するのが成功のコツです。

「スポーツミックス」で今っぽいこなれ感を

キャップやボディバッグといった、スポーティーな小物をプラスする「スポーツミックス」も、30代の大人カジュアルにぴったりです。

例えば、フェミニンな印象のAラインワンピースに、スニーカーとキャップの色を揃えて合わせるだけで、甘さが抑えられて今っぽいヘルシーな雰囲気に。

この時、アクセサリーは華奢なゴールドのものを合わせたり、レザーの小さめバッグを持ったりすると、カジュアルになりすぎず、大人っぽさをキープできます。

全身をスポーティーにするのではなく、普段のきれいめなスタイルに「1〜2点」だけスポーツアイテムを取り入れるのが、お洒落に見せるバランスの秘訣です。

厚底スニーカーでスタイルアップさせるコツ

厚底スニーカーは、履くだけで簡単に身長を高く見せてくれる、スタイルアップの強い味方です。

ワンピースと合わせる時は、「マキシ丈」を選ぶのが黄金バランス。

スニーカー自体にボリュームがあるので、ワンピースは「シンプルなデザイン」を選ぶと、すっきりとまとまります。

脚長効果を最大限に引き出すための、ちょっとしたコツを覚えておきましょう。

マキシ丈ワンピースとの相性が抜群

厚底スニーカーを合わせるなら、ワンピースの丈は断然「マキシ丈」がおすすめです。

マキシ丈とは、くるぶしがすっぽりと隠れるくらいの長い丈のこと。

普通の丈のスニーカーだと、裾を引きずってしまったり、バランスが取りにくかったりしますが、厚底ならその心配がありません。

ソールの厚みの分だけ身長が高くなるので、今まで諦めていた丈の長いワンピースも、バランス良く着こなせるようになります。

裾からチラリと見える厚底ソールが、コーディネートの可愛いアクセントにもなりますよ。

自然な脚長効果で低身長さんにもおすすめ

厚底スニーカーの最大のメリットは、なんといってもその「脚長効果」です。

ソールに厚みがある分、物理的に身長が高くなり、それに伴って脚も長く見えます。

これは、小柄な方にとって非常に嬉しいポイントですよね。

ヒールのあるパンプスと同じような効果がありながら、スニーカーなので歩きやすく、疲れにくいという良いこと尽くし。

「もう少し身長があったら、ワンピースがもっと似合うのに」と感じている方にこそ、ぜひ試してほしいアイテムです。

プラットフォームタイプと呼ばれる、つま先からかかとまでが同じ高さのものなら、高低差がなくてさらに歩きやすいですよ。

ボリュームがあるのでワンピースはシンプルに

厚底スニーカーは、デザイン自体にボリュームと存在感があります。

そのため、合わせるワンピースは、ごちゃごちゃした装飾のない、シンプルなデザインを選ぶのが正解です。

もし、柄物のワンピースにボリュームのある厚底スニーカーを合わせてしまうと、洋服も足元も主張が強すぎて、全体がうるさい印象になってしまう可能性があります。

無地のTシャツワンピースや、ストンとしたシルエットのキャミワンピースなど、引き算を意識したシンプルなワンピースを選ぶと、厚底スニーカーのデザインが引き立ち、バランス良くまとまります。

コーディネートの主役は、スニーカーに譲るくらいの気持ちでいると、うまくいきますよ。

ソックスやタイツで見せる足元レイヤード術

ワンピースとスニーカーの間に、ソックスやタイツを挟む「レイヤード術」は、お洒落の幅をぐっと広げてくれるテクニックです。

こなれ感がアップするだけでなく、季節に合わせた防寒対策にもなります。

基本は「ワンピースが無地なら柄物ソックス、ワンピースが柄物なら無地ソックス」というバランス感覚。

秋冬にはカラータイツで遊ぶのも楽しいですよ。

こなれ感がアップするワンクッション

ワンピースの裾とスニーカーの間に、ちらりと見えるソックスが良い「つなぎ役」になってくれます。

このワンクッションがあるだけで、肌が直接見えるよりも、コーディネートに奥行きが生まれて、こなれた雰囲気を演出できるのです。

特に、白の無地ソックスを少しゆるっとたるませて履くスタイルは、どんなコーディネートにも合わせやすく、簡単にお洒落に見えるので初心者の方にもおすすめです。

足首が冷えるのを防ぐという実用的なメリットもあるので、ぜひ取り入れてみてください。

柄と無地のバランスを意識する

ソックスやタイツを選ぶ時に一番大切なのが、ワンピースとの「柄のバランス」です。

下の表のように、どちらかをシンプルにすることを心がけましょう。

ワンピースおすすめのソックス・タイツ
無地ラインソックス、ロゴ入り、リブ編み、ラメ入り、柄物
柄物(花柄、チェックなど)無地の白・黒・グレー、または柄の中の一色と同じ色の無地

この法則さえ守れば、ごちゃごちゃして見える失敗を防げます。

例えば、花柄のワンピースを着るなら、ソックスは無地の白や黒を選びます。

逆に、シンプルな黒いワンピースなら、ボーダー柄や可愛いロゴ入りのソックスをアクセントにするのも素敵ですね。

秋冬はカラータイツで防寒とお洒落を両立

寒くなってくる秋冬の季節には、カラータイツが主役のレイヤードスタイルが楽しめます。

防寒対策として優秀なのはもちろん、コーディネートの差し色としても大きな役割を果たしてくれます。

例えば、黒やネイビーのダークトーンのワンピースに、ボルドーやチャコールグレー、ブラウンなどの深みのある色のタイツを合わせると、一気に季節感のあるお洒落な装いに。

タイツとスニーカーの色を同系色でまとめると、足が長く見える効果も期待できます。

黒タイツと黒スニーカーの組み合わせは、足元がすっきりと引き締まって見えるので、どんなワンピースにも合わせやすい鉄板の組み合わせです。

ワンピースに合う人気スニーカーブランドは?

ワンピースに合わせるスニーカー選びで迷ったら、定番の人気ブランドから選ぶのが間違いありません。

ブランドごとに特徴や得意なスタイルがあるので、自分のなりたいイメージに合わせて選んでみましょう。

ここでは、特にワンピースコーデと相性が良いと評判の4つのブランドを、それぞれの代表的なモデルと合わせてご紹介します。

コンバース:どんなスタイルにも合う永遠の定番

まず絶対に外せないのが、「CONVERSE(コンバース)」です。

特に「ALL STAR(オールスター)」は、”スニーカー界のデニム”とも言えるほど、どんなスタイルにも馴染む万能選手。

すっきりとした細身のシルエットなので、ボリュームのあるワンピースと合わせても足元が重くならず、バランスが取りやすいのが魅力です。

足首をきゅっと見せてくれるハイカットモデルは、ロングワンピースと合わせた時のバランスが絶妙で、特におすすめ。

きれいめにもカジュアルにも振れるので、最初の一足として選ぶなら間違いなくこれです。

ニューバランス:きれいめ派の大人女子に大人気

「New Balance(ニューバランス)」は、その歩きやすさと、きれいめなファッションにも合わせやすいデザインで、30代・40代の大人女子から絶大な支持を得ています。

丸みを帯びたフォルムと、サイドの「N」のロゴが特徴的。

特に、グレーやベージュといったニュアンスカラーのモデルは、上品で落ち着いた雰囲気があり、きれいめなワンピースの外しアイテムとしてぴったりです。

996や574といった定番モデルは、程よいボリューム感で、カジュアルすぎず、品の良い足元を演出してくれます。

長時間歩く日でも疲れにくいので、ママコーデにも最適ですね。

アディダス:レトロ感がお洒落なアクセントに

最近、お洒落な人たちの間で再注目されているのが「adidas(アディダス)」です。

特に、「SAMBA(サンバ)」や「GAZELLE(ガゼル)」といった、サッカーシューズをルーツに持つレトロなモデルが人気。

薄型でスマートなシルエットが、足元をすっきりと見せてくれます。

シンプルなTシャツワンピースやシャツワンピースに合わせるだけで、どこか懐かしくて新しい、こなれた雰囲気をプラスしてくれます。

クラシックなデザインなので、流行に左右されずに長く愛用できるのも嬉しいポイントです。

ナイキ:存在感のある足元でコーデの主役に

足元にポイントを持ってきて、コーディネートの主役にしたいなら「NIKE(ナイキ)」がおすすめです。

ボリュームのある「AIR FORCE 1(エアフォース1)」や、クラシックなバスケットボールシューズの「DUNK(ダンク)」などが代表的。

シンプルでクリーンな白ベースのものから、カラフルな配色で遊び心のあるものまで、デザインの幅が広いのも特徴です。

シンプルな無地のワンピースに、存在感のあるナイキのスニーカーを合わせるだけで、一気にストリート感のあるお洒落なスタイルが完成します。

ワンピースにスニーカー ダサいまとめ

ソックスやタイツを使った足元コーデを取り入れると、さらにお洒落の幅が広がります。

ワンピースにスニーカーがダサい原因は「テイスト」「丈感」「色」の3つのミスマッチです。

お洒落に見せる基本は、足首が見えるロングワンピースにシンプルなスニーカーを合わせることです。

40代・50代はコーデに「清潔感」と「上質さ」を意識すると、手抜きに見えず品良くまとまります。

きれいめワンピースには、レザー素材のスニーカーでカジュアル感を調整するのがバランスを取るコツです。

コーデを引き締めたい時は黒スニーカー、軽やかな抜け感が欲しい時は白スニーカーが活躍します。

厚底スニーカーにはマキシ丈ワンピースを合わせると、簡単にスタイルアップが叶います。

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