タックインがダサいのは昔の話!メンズのおしゃれな着こなし術

タックインがダサいのは昔の話!メンズのおしゃれな着こなし術

メンズのタックインがダサいと言われるのは、アイテム選びやサイズ感を間違えているのが主な原因です。

着こなしのポイントさえ理解すれば、誰でも簡単におしゃれなスタイルが作れます。

この記事では、タックインが野暮ったく見えてしまう理由から、こなれ感を出す具体的なテクニックまで分かりやすく紹介します。

Tシャツやシャツを使ったコーデ例を参考に、明日から真似できる着こなし術を身につけましょう。

もう「タックインはダサい」なんて言わせません。

目次

「タックイン メンズがダサい」と言われるのはなぜ?その理由を徹底解説


タックインがダサく見えてしまう3つの大きな勘違い

タックインがなんだか決まらないのは、着こなし以前のポイントで勘違いをしているからかもしれません。

主な原因は「アイテム選び」「サイズ感」「着こなし方」の3つです。

タックインという着こなし自体がダサいのではなく、これらの基本を少し間違えるだけで、野暮ったい印象になってしまいます。

裏を返せば、この3つの勘違いをなくすだけで、タックインは一気におしゃれなスタイルに変わりますよ。

  • アイテム選び
    まず見直したいのが、タックインするトップスの選び方です。
    例えば、何度も洗濯してヨレヨレになったTシャツや、シワだらけのシャツをタックインしていませんか。
    清潔感のないアイテムを選んでしまうと、せっかくの着こなしもだらしなく見えてしまう原因になります。
    ハリのある素材や、きれいな状態のトップスを選ぶことが、おしゃれなタックインの第一歩です。
  • サイズ感
    次に重要なのが、トップスのサイズ感です。
    大きすぎるシャツをタックインすると、お腹周りがもたついてしまい、実際よりも太って見えてしまうことがあります。
    反対に、ピチピチすぎるサイズ感も体のラインを拾いすぎてしまい、窮屈で余裕のない印象を与えかねません。
    自分の体型に合った、適度なゆとりのあるサイズを選ぶことが大切です。
  • 着こなし方
    最後に、ただシャツの裾をパンツに入れれば良い、という訳ではない点です。
    特にシャツをきっちりと全部パンツインするスタイルは、真面目すぎる印象になりがちで、それが「おじさんっぽい」と言われることも。
    裾を少し引き出してたるませたり、前だけインしたりと、ちょっとした工夫で抜け感を出すことが、おしゃれに見せるコツになります。

「おじさんっぽい」と思われてしまう着こなしの原因

タックインがおじさんっぽく見えてしまうのは、主に「アイテムの組み合わせ」と「全体のシルエット」が原因です。

一昔前の流行を思わせるような着こなしが、古臭い印象を与えてしまうんですね。

例えば、少し色褪せたような風合いのチェックのネルシャツを、ジャストサイズで着てタックインするスタイルは要注意です。
アメカジの定番ではありますが、一歩間違えると野暮ったく見えてしまいがちです。

また、合わせるパンツのシルエットも非常に重要です。
昔のビジネスマンが履いていたような、太ももから裾までがズドンと太いスラックスにシャツをきっちりインするスタイルは、おじさんっぽさの典型例と言えるでしょう。
全体のシルエットにメリハリがなく、どうしても野暮ったい印象になってしまいます。

意外と見落としがちなのがベルトも挙げられます。
大きくてピカピカしたバックルのベルトや、長年使って味が出すぎた革ベルトは、それだけで古臭い印象を与えてしまうことがあります。
タックインはベルトが目立つスタイルだからこそ、シンプルで上質なものを選ぶのがポイントです。

タックインが似合わない人の体型的な特徴とは

タックインが似合わないと感じるのは、もしかしたらご自身の体型との相性が原因かもしれません。

ですが、自分の体型の特徴を理解すれば、それをカバーする着こなし方でタックインを楽しむことができますよ。

まず、ぽっこりお腹が気になる方は、タックインをするとお腹のラインが強調されてしまうため、苦手意識を持つことが多いです。
このタイプの人は、シャツの裾を全部入れずに「前だけイン」するのがおすすめです。
前の部分だけを軽くインして、サイドや後ろの裾は出すことで、気になるお腹周りを自然にカバーできます。

次に、タックインはウエストの位置をはっきりとさせるため、もともと胴が長い体型の人が行うと、さらに胴の長さが強調されて脚が短く見えてしまうことがあります。
このお悩みを解決するポイントは、パンツの選び方にあります。
股上が深い「ハイウエスト」のパンツを選んで、少し高めの位置でタックインしてみましょう。
こうすることで、ウエストの位置がぐっと引き上げられ、脚が長く見える効果が期待できます。

Tシャツのタックインで初心者がやりがちな失敗例

手軽にできるTシャツのタックインですが、実は初心者の方が陥りやすい失敗ポイントがいくつかあります。

こなれた雰囲気を出そうとしたのに、なぜかだらしなく見えたり、キメすぎに見えたりするのは、Tシャツの選び方や着こなし方が原因かもしれません。

よくある失敗例は以下の3つです。

  1. ヨレヨレのTシャツを選んでしまう
    一番やりがちで、一番避けたいのが「首元や生地がヨレヨレのTシャツ」を使ってしまうことです。
    タックインをするとウエスト周りに注目が集まるため、Tシャツのくたびれた感じがより一層目立ってしまいます。
    清潔感が失われ、一気にだらしない印象になってしまうのです。
  2. サイズ感がピチピチすぎる
    体のラインにフィットする、ピチピチのTシャツでタックインするのも失敗のもとです。
    特に無地のTシャツだと、体のラインが強調されすぎてしまい、なんだか下着っぽく見えてしまう危険性があります。
    Tシャツは、体のラインを拾いすぎない、少しゆとりのあるサイズ感を選びましょう。
  3. 裾を引っ張り出しすぎる
    おしゃれなタックインのコツとして、裾を少し引き出して「たるませる」というテクニックがあります。
    しかし、このたるませる量を間違えると、一気にだらしない印象になってしまいます。
    裾を引き出すのは、指一本分くらいの、ほんの少しの量で十分です。

ワイシャツを全部入れるタックインがビジネスマン以外に難しい理由

ワイシャツをパンツにきっちりと全部入れるスタイルは、ビジネスシーンでは基本ですが、普段着として取り入れるには少し難易度が高い着こなしです。

その理由は、ワイシャツが本来持つ「フォーマル感」と「きっちりとした印象」が、普段着のカジュアルな雰囲気とは少し馴染みにくいためです。

工夫しないと「仕事帰り」や「堅苦しい人」に見えてしまいがちになります。

まず、ワイシャツはスーツに合わせる前提のため、生地の光沢感や襟の形が非常にフォーマルです。
これを私服のパンツにそのままタックインすると、シャツのフォーマルさだけが浮いてしまい、ちぐはぐな印象を与える可能性があります。

また、ビジネス用のワイシャツは体にフィットするデザインが多いため、タックインするとお腹周りのラインがはっきりと出てしまいます。
体型のコンプレックスが強調されてしまうことも考えられます。

そして、きっちりしすぎることで、おしゃれな着こなしのキーワードである「抜け感」を出しにくい点も理由の一つです。
真面目な印象を与える一方で、遊び心やおしゃれさを表現するのが難しくなります。
もしワイシャツをタックインするなら、オックスフォード生地のような少しカジュアルな素材を選んだり、腕まくりをしたりして、どこかで意図的に崩してあげることが大切になります。

「タックイン メンズがダサい」を卒業!おしゃれに見せる着こなし術

初心者でも簡単!基本のタックインのやり方

タックインをおしゃれに見せるための基本は、裾をパンツに入れた後に「ひと手間」加えることです。

ただ入れるだけだと真面目すぎてしまいますが、簡単なステップを踏むだけで、誰でも自然でこなれた雰囲気を作ることができますよ。

まずはこの基本のやり方をマスターして、タックインに慣れていきましょう。

  1. まずは普通にシャツを入れる
    最初は何も考えず、いつも通りにシャツやTシャツの裾をすべてパンツの中に入れてください。
    この時、シワが寄らないように、背中側やお腹周りの生地を軽く下に引っ張って、きれいに整えておくのがポイントです。
  2. 両腕を上げて「バンザイ」する
    ここが一番の重要ポイントです。
    シャツをインした状態で、両腕をまっすぐ天井に向かって「バンザイ」するように上げます。
    この動作をすることで、パンツの中に入っていたシャツの裾が、自然な分量だけ外に出てきます。
  3. 鏡でバランスを整える
    腕をゆっくり下ろしたら、最後に鏡を見て全体のバランスをチェックします。
    バンザイすることで、ウエスト周りに程よいたるみが生まれているはずです。
    このたるみが、堅苦しさをなくし、こなれた印象を与えてくれる「抜け感」の正体です。

こなれ感を演出する「前だけタックイン」のテクニック

全体のバランスにこなれ感と抜け感を出したいなら、「前だけタックイン」がとてもおすすめです。

その名の通り、トップスの前の部分だけをパンツに入れ、サイドから後ろにかけては裾を出すスタイルのこと。

全部タックインするよりもラフで、頑張りすぎていない自然なおしゃれを演出できます。

やり方はとても簡単です。
まず、トップスの正面、おへそのあたりを中心にした裾を10cm〜15cmほどの幅でつまみます。
そして、つまんだ裾をベルトのバックルあたりに軽く差し込むだけ。
深く入れすぎず、裾が少し引っかかる程度で大丈夫です。

このテクニックは、特に休日に着るオーバーサイズのTシャツや、少しゆったりしたニットなどと相性抜群です。
着丈の長いトップスをだらっと着るのではなく、前だけインすることでコーデにメリハリが生まれ、スタイルアップして見えます。
サイドから後ろにかけての裾が自然に流れることで、気になる腰回りやお尻をカバーしてくれる効果もありますよ。

40代メンズが意識すべきタックインの着こなしポイント

40代の男性がタックインスタイルを取り入れる上で大切なのは、「清潔感」と「上品さ」です。

年齢に合った落ち着きと、大人の余裕を感じさせることがおしゃれに見せる秘訣になります。

質の良いアイテムをシンプルに着こなすことを意識しましょう。

まず意識してほしいのが、トップスの「素材感」です。
Tシャツなら少し厚手で光沢のあるきれいめな生地を、シャツであれば上質なコットンやリネン素材などを選んでみてください。
上質な素材は、それだけで着こなしを格上げしてくれます。

次に、色はネイビー、グレー、白、黒といったベーシックカラーを基本に考えると失敗がありません。
落ち着いた色味でまとめることで、洗練された大人の雰囲気を醸し出すことができます。

最後に、サイズ感はだらしなく見えない「ジャストサイズ」を意識するのが基本です。
大きすぎず、小さすぎない、自分の体型に合ったサイズ感は、それだけで清潔感と誠実な印象を与えます。

50代メンズに似合う上品なタックインスタイル

50代のタックインスタイルは、40代以上に「品格」と「質の良さ」が求められます。

キーワードは「シンプル&クリーン」です。

ごちゃごちゃと飾り立てるのではなく、上質なアイテムを厳選し、すっきりと着こなすことで、大人の男性ならではの渋みと色気が引き立ちます。

まず、アイテム一つひとつの質にこだわりましょう。
ニットならカシミヤ、シャツなら光沢の美しいドレスシャツ生地など、見て触れて質の良さが伝わるものを選ぶことが大切です。

そして、上品なタックインスタイルを完成させるには、合わせるパンツのシルエットが非常に重要です。
おすすめは、センタープレス(中央の折り目)が入ったスラックスやチノパン。
縦のラインが強調されて脚がすらっと長く見え、非常にきれいな印象になります。

シンプルな着こなしだからこそ、ベルトや時計、靴といった小物も引き立ちます。
上質なレザーのシンプルなベルトや、手入れの行き届いた革靴を合わせると、全体のコーディネートがぐっと引き締まります。

全体のシルエットをきれいに見せるバランスの取り方

タックインをおしゃれに見せるには、全身のバランスを意識することが非常に重要です。

トップスとボトムスのボリューム感をコントロールすることで、誰でも簡単にスタイルアップして見せることができますよ。

  • Iラインシルエット
    上半身も下半身も細身のアイテムでまとめるスタイルです。
    縦のラインが強調され、すっきりと身長を高く見せる効果があります。
    ジャストサイズのTシャツを細身のパンツにタックインすると、このシルエットが作れます。
  • Yラインシルエット
    オーバーサイズのトップスに細身のパンツを合わせるスタイルです。
    トップスのボリューム感を活かしつつ、ウエストマークすることでだらしなく見えず、脚長効果も期待できます。
    ゆったりしたシャツを「前だけタックイン」するのがおすすめです。
  • Aラインシルエット
    細身のトップスにワイドパンツなどのボリュームのあるボトムスを合わせるスタイルです。
    ジャストサイズのトップスをワイドパンツにきっちりタックインするのが基本。
    下半身の体型をカバーしつつ、トレンド感のある着こなしが楽しめます。

タックインに合わせるべきパンツの選び方

タックインスタイルが成功するかどうかは、合わせるパンツにかかっていると言っても過言ではありません。

ここでは、タックインと相性が良く、簡単におしゃれに見せてくれるおすすめのパンツを3種類ご紹介します。

まず一本持っておくと間違いないのが「テーパードパンツ」です。
太もも周りにゆとりがあり、裾に向かって細くなるシルエットが、タックインした時のウエスト周りを程よく隠しつつ、足元をすっきりと見せてくれます。

次に、大人っぽくきれいめなスタイルを目指すなら「スラックス」が最適です。
特に「センタープレス」付きのものは脚長効果が抜群で、タックインすることで上品な雰囲気がより一層引き立ちます。

最後に、トレンド感のある着こなしを楽しみたいなら「ワイドパンツ」との組み合わせがおすすめです。
ボリュームのあるワイドパンツに、コンパクトなトップスをタックインすることで、メリハリのあるおしゃれな雰囲気を演出できます。

ベルトの有無で印象はどう変わる?

タックインスタイルにおいて、ベルトは単なる道具以上の役割を持っています。

ベルトをするかしないか、それだけでコーディネートの印象はガラリと変わるんです。

ベルトをすると、コーディネートにアクセントが加わって全体が引き締まり、きちんと感が出ます。
ウエストの位置が強調され、脚が長く見える効果も期待できます。
きれいめなスタイルや、コーデに物足りなさを感じる時にプラスするのが効果的です。

一方、あえてベルトをしないスタイルは、リラックスしたこなれ感を演出するのに役立ちます。
ウエスト周りがすっきりとし、頑張りすぎていない自然な雰囲気を出すことができます。
カジュアルなスタイルや、トップスとパンツの色を合わせたワントーンコーデの時に、ベルトレスにするとすっきりまとまりますよ。

シャツの裾をどのくらい出すのが正解?

タックインをおしゃれに見せるための最後の仕上げが、シャツの裾をどのくらい出すか、という「ブラウジング」の調整です。

このさじ加減一つで、全体の雰囲気が大きく変わります。

最も簡単でバランス良く見える目安は、ウエスト部分に「指が2本入るくらいのたるみ」を作ることです。
この適度なたるみが、お腹周りをさりげなくカバーしつつ、コーディネートに動きと奥行きを与えてくれます。

やりすぎは禁物です。
裾をたくさん引き出しすぎると、ウエスト周りに生地が余ってしまい、逆にもたついて太って見えてしまう原因になります。
あくまでも「ふんわり」と「さりげなく」たるんでいるのがポイントです。

基本は指2本分のたるみですが、シーンによって微調整するのもおすすめです。
きれいめに見せたい日はたるみを少なめに、休日のリラックスしたスタイルでは少し多めに、といったように、目指すスタイルに合わせてベストなバランスを探してみてください。

タックイン メンズ ダサいまとめ

  • メンズのタックインがダサいと言われるのは、アイテム選び・サイズ感・着こなしの3つが主な原因です。
  • Tシャツのタックインは、清潔感のあるジャストサイズのものを選び、裾を少しだけたるませるのが基本です。
  • おじさんっぽく見えるのは、色褪せたチェックシャツや太いパンツとの組み合わせが理由の一つです。
  • 初心者でも簡単な基本のやり方は、一度全部インしてからバンザイをするだけで、自然なたるみが作れます。
  • こなれ感を出すなら、トップスの前だけをインするテクニックが、簡単でおしゃれに見えるのでおすすめです。
  • 40代・50代は、上質な素材とベーシックカラーを意識すると、品のある上品なタックインスタイルになります。
  • 合わせるパンツは、シルエットがきれいなテーパードパンツやスラックスを選ぶと失敗しにくくなります。
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